エンタメ・アイドル
「同じ足とは思えない」エハラマサヒロが公開した痛風「腫れあがった右足」に集まる衝撃…庄司智春は意外なものが発症原因に

フリーに転向したエハラマサヒロ
《同じ足とは思えないくらい腫れきっとる。痛風はマジで痛いんだぜ》
4月13日、お笑いタレントのエハラマサヒロが、自身のXに投稿した写真が、SNS上で大きな話題となっている。
冒頭のことばとともに投稿された写真は、左右の足を写したもの。すっきりした左足と比べて、右足はパンパンに腫れあがっている。“風が吹いても痛い” 痛風の衝撃的なビジュアルに、X上では、
関連記事:【別人と疑う声も】タモリの「仕事選び」で賛否分かれた反応…かつても “負のイメージ” 気にせずCM出演
《見てるだけで痛い》《笑えない》
といった反響が相次いでいる。
「芸能界には、痛風に苦しんでいる人が多いですからね。お笑いコンビ・かまいたちの濱家隆一さんも、自身のYouTubeやラジオで痛風持ちであることを公表しています。
本人も『ロケ中に足が焼けるように痛くて立ってられへんかった』『発作が来たら一歩も動けん』と、その壮絶な経験を明かしています。
また、“筋肉芸人” として知られる品川庄司の庄司智春さんも痛風に苦しんだ過去があります。健康に見えますが、その原因は意外にも『鶏のササミの食べすぎ』と『過度な筋トレ』だったそうです」(芸能記者)
不摂生や運動不足をイメージしがちな痛風だが、発症しやすい意外な落とし穴があるようだ。くぼたクリニック松戸五香 院長・泌尿器科専門医の窪田徹矢医師は、こう語る。
「痛風発作では、関節内に結晶化した尿酸(尿酸塩結晶)が炎症を引き起こします。足を地面につけるのも、布団が当たるのさえも耐えがたい激痛です。
寝返りひとつ打てず、靴も履けず、歩くこともできません。“風が吹いても痛い” という語源が、まさに現実として患者を襲います。
発症するか否か、大事なのは尿酸値が上昇するかどうかです。鶏のササミのような食品はヘルシーとされがちですが、プリン体を含んでおり、摂りすぎれば尿酸値の上昇につながります。
また、激しい運動によって筋肉が一時的に破壊されると、細胞内成分が放出され、それも尿酸の増加につながります。高たんぱくな食事と過度な運動があわさると、痛風のリスクは急上昇するのです」
痛風は単なる「足の関節炎」ではなく、放置すれば命にもかかわるという。
「尿酸は腎臓を経て排泄されますが、尿酸値が慢性的に高い状態(高尿酸血症)が続くと、腎臓に負担がかかり、慢性腎臓病(CKD)と呼ばれるものに進行する可能性があります。
また、血管内皮へのダメージにより動脈硬化が進行し、心筋梗塞や脳卒中など命に関わる疾患のリスクも高まります。つまり、痛風は “全身に影響を及ぼす疾患” と捉えるべきですね。
しかし、一度発作を経験しても、痛みが治まれば大丈夫と放置する方が多いのが現状です。特に仕事が忙しい方や芸能関係者のようにスケジュールが不規則な方は、病院に行くタイミングを逃しがちです。
ですが、発作がない高尿酸血症の段階こそ、治療のチャンスです。血液検査で尿酸値が7.0mg/dL以上と診断されたら、症状がなくても生活習慣の見直しや内服治療が必要です」(窪田医師)
足が腫れあがる前に、治療しておきたいものだ。
取材/文・吉澤恵理(医療ジャーナリスト)