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338作めの創作落語を制作中…桂文枝、定番ゲーム「あっち向いてホイ!」「箱の中身はなんだろな」広めた偉大すぎる功績

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記事投稿日:2025.04.28 11:00 最終更新日:2025.04.28 12:32
出典元: SmartFLASH
著者: インタビューマン山下
338作めの創作落語を制作中…桂文枝、定番ゲーム「あっち向いてホイ!」「箱の中身はなんだろな」広めた偉大すぎる功績

 

 

 4月25日、落語家・桂文枝師匠が、大阪のなんばグランド花月にて『サニーからハニーへ! 桂文枝 華麗なる独演会』を開催することを発表しました。

 

 同独演会は、文枝師匠が82歳となる誕生日の7月16日に開催されます。来年芸歴60周年を迎えるなか、まだまだ落語への情熱は衰えていません。現在も338作めの創作落語を制作中で、100歳までに500作を完成させる目標を立てておられます。

 

 筆者は5年前に文枝師匠にお話を伺いました。

 

 

 文枝師匠は、2020年3月4日に創作落語300作めを発表する公演を予定していました。しかし、新型コロナウイルス感染防止のため公演が中止。そこで、代わりに落語を無観客で収録し、YouTubeで配信したのです。

 

「300年の落語の歴史のなかで、無観客の演芸場で落語をやったのは僕が初めてやないかなと思いますね。だからこんな機会を与えてもらってありがたかったです。

 

 いざやってみると、無観客だったから落語に集中できました。いつも新ネタ下ろしのときはお客さんの反応が気になって、『ここウケた。ここ外した』とか、そんなんばっかり考えながらネタをやっていたんです。

 

 でも、いっさい笑いがないぶん、そこは気にせずにやれましたね。あとは無観客だったことで、お客さんのありがたみがわかりました。だから、お客さんがいることが当たり前になっている吉本の芸人は、一度、無観客を経験してお客さんのありがたみを再認識したらいいんじゃないかなと思いましたね」

 

 文枝師匠は、これまでも落語界・お笑い界に新しい風を吹き込んできました。

 

 落語には、江戸時代から昭和までに作られた『古典落語』と、戦後から現代に作られた新しい噺の『新作落語』があります。しかし、文枝師匠は自作の演目については、後進落語家に語り継がれることを前提としているため、『新作落語』ではなく『創作落語』と呼び始めました。

 

 また、誰もが知っている定番ゲーム「あっち向いてホイ!」「箱の中身はなんだろな」「たたいて・かぶって・ジャンケンポン」は文枝師匠が考案したり広めたりしたゲームなのです。今後も500作を目指して、ますます精力的に新たな創作落語を披露される文枝師匠から目が離せません。

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