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【BPO審議入り】やらせ問題の『月曜から夜ふかし』の番組内容に起きた異変…「いよいよ終わる?」視聴者から不穏な声も

『月曜から夜ふかし』のMCを務めるマツコ・デラックス
4月28日に放送された『月曜から夜ふかし』(日本テレビ系)の放送内容に、“異変”が起きている――。
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「いつもならオープニング明け、マツコ・デラックスさんとSUPER EIGHTの村上信五さんが登場し、軽くトークしてからVTRに入るのが流れなのですが、4月28日の放送ではスタジオトークもなく、いきなりVTRから入っていました。最初は、上京してきた人たちにインタビューした過去映像を流し、画面には『○年前の放送』というテロップが出ていました。さらに続けて、現在の本人に再取材する“2段構え”の構成となっています」(芸能ジャーナリスト)
こうした特異な放送スタイルの背景には、3月に発覚した「カラスねつ造問題」がある。中国出身の女性が話していない内容を意図的に編集し、「中国ではカラスを食べる」と放送し大問題になったのだ。番組側は、再発防止策が整うまで“街頭インタビューを中止する”と発表。一方、BPO(放送倫理・番組向上機構)による審議入りも決まったものの、4月21日の社長会見では番組の打ち切りを否定している。
そんな中でも、番組に漂う異変は収まっていないという。
「上京した人たちの過去VTRを流している最中、マツコさんと村上さんの笑い声やリアクションする声は入っているのに、ワイプ映像がごっそりなかったのです。なぜ声だけ使い、ワイプの“画”を抜いたのか……」(前出・芸能ジャーナリスト)
こうしたぎこちない演出に、Xでは
《今日の夜ふかし、なんかおかしいな 》
《次の改編期で終わるな》
《いよいよ終わるんか…???》
など、不安がる声が相次いでいる。
「『夜ふかし』はこれまでも街頭インタビューで支えられてきた番組です。それが封じられた今、過去VTRでやりくりするしかないようです。今回は新しい素材を混ぜて体裁を整えてはいますが、スタジオ収録もなく、マツコさんと村上さんの生のリアクションが聞けない状態が続くと、視聴者のモヤモヤは募るばかりです。日テレの福田博之社長は先の会見で、マツコさんが激怒しているという一部報道について『心配していると聞いている』と説明しましたが、深い言及は避けています」(芸能プロ関係者)
この流れで思い出されるのが、2020年9月、マツコの『ホンマでっか!?TV』(フジテレビ系)降板劇だ。
「信頼していたスタッフが外されたことで、マツコさんは局への不信感を強めたと言われています。義理堅くスタッフの生活にも配慮する人ですが、愛想を尽かせば、離れる覚悟も持っている。今回のスタジオ収録がないという状態も、まさにマツコさんとして番組への向き合い方を見直しているということかもしれません。マツコさんがこれ以上同番組に出演しない、と宣言すれば当然番組は終了です。現状の演出はまさに『終わらせようとしている』と言われても仕方がないですよ」(前出・芸能プロ関係者)
打ち切られる前に、マツコが静かに番組を去る日は近いのか──。