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「誠意をもった対応」はどこに? “身勝手引退” の中居正広に集まる失望…フジテレビは初の赤字転落で社長退任

中居正広のトラブルに揺れるフジテレビ
フジテレビの親会社、フジ・メディア・ホールディングス(FMH)は、4月30日、金光修社長ら4人の取締役の退任を発表した。3月の人事案では、金光氏は代表権のない会長に就任するとしていたが、その後に発表された第三者委員会の報告書で、取締役の経営責任を指摘されたことによる。6月の株主総会をもって取締役を退任する。
FMHは、同時に2024年度決算の純損益が201億円の赤字になる見通しも発表した。同社の赤字決算は、上場以降、初めて。フジテレビの一連の問題により、スポンサーが次々と撤退。前年度は約400社だったが、この4月は約90社にまで減少している。
フジテレビをこの状況に追い込んだのは、言うまでもなく、中居正広の性暴力に端を発する一連の問題だ。
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その中居に対し、Xでは、
《フジはまだ大変なのに、中居くんは上手く逃げたよなって印象しかない》
《フジサンケイグループ、人事総入れ替えくらいのインパクトなのに、中居は社会人としてケジメをつけずに雲隠れ》
《中居正広引退して終わりか?責任とって会見ぐらいしろよ》
など、批判的な意見が並んでいる。
「中居さんは、2025年1月23日に芸能界からの引退を発表して以降、一度も公の場に姿を見せていません。
この問題を調査した第三者委員会は、中居さんと被害にあった女性アナAさんの双方に、守秘義務を解除することで調査への協力を依頼。Aさん側は守秘義務の全面解除に応じるとの回答があったものの、中居さん側からは『守秘義務を解除しない』『守秘義務の範囲内の事項についてはヒアリングに応じない』の回答があったとしています。
問題の核となる “あの日に何が起きたのか” という点について、中居さんは語ることを拒否したわけですが、その姿勢に対して批判的な意見が多数あります」(芸能記者)
引退時、ファン向けの有料サイトで《これで、あらゆる責任を果たしたとは全く思っておりません。今後も、様々な問題に対して真摯に向き合い、誠意をもって対応して参ります。全責任は私個人にあります》というメッセージを発表した中居。一部では、新たな弁護団を結成し、“反撃準備” をしていると報じられているが、それが「誠意をもった対応」なのだろうか――。