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【書類送検から1カ月】ダイタク・大 「THE SECOND ライブツアー」に名前なし…飛躍のチャンスを逃した自業自得ぶり

活動自粛となった「ダイタク」吉本大(左・写真は事務所の公式HPより)
6月7日の大阪公演を皮切りに全国5都市で開催される『THE SECOND ライブツアー2025』の開催日程および出場者が、5月1日、吉本興業によって発表された。
ツアーに出場するメンバーは、5月17日にフジテレビで生放送される『THE SECOND ~漫才トーナメント~2025』に出場するファイナリスト8組にくわえ、昨年の王者ガクテンソクや、ファイナリスト進出を賭けたステージで惜しくも敗退したシャンプーハット、ななまがりら芸歴16年目以上の漫才師たちだが、本来なら、ここに名前を連ねていたであろう人気漫才師の名前は、当然ながら、なかった。
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「2024年『M-1グランプリ』ファイナリストにして、誰もが実力を認める双子漫才師・ダイタクです。昨年、結成15年目のM-1ラストイヤーにして初のファイナリスト進出を果たしたダイタクは、『THE SECOND ~漫才トーナメント~2025』でのリベンジが大いに期待されていましたが、2025年1月30日に、同トーナメント選考会の出場辞退を発表。
その後、2月5日までに違法オンラインカジノに関与した疑いで、ダイタクの吉本大さんと、『9番街レトロ』なかむら★しゅんさんが警視庁から任意の事情聴取を受けていることが各社に報じられ、2人はオンラインカジノ利用の事実を認めました。かねてからギャンブル好きの“クズ芸人”を公言し、『昭和芸人の生き残り』を自負していたダイタクですが、この騒動の影響で、予定していた劇場やイベントの出演を相次いでキャンセル。活動自粛に追い込まれました」
騒動はこれで終わらず、2月14日には毎日新聞が「令和ロマン」の髙比良くるまと、「とろサーモン」の久保田かずのぶが、警察から任意で事情聴取を受けていたことを報道。くるまは翌日、コンビのYouTubeチャンネルに謝罪動画をアップし、2019年末から2020年末までオンラインカジノを利用していたことを認めた一方、久保田は関与を否定。くるまは謝罪動画を独断でアップしたことが吉本興業に問題視され、4月28日に退所を発表したばかりだ。
吉本芸人と繋がりの深いテレビ局関係者が語る。
「このオンラインカジノ騒動をめぐって、警視庁は4月3日、吉本大さん、なかむら★しゅんさんら6名の吉本芸人を書類送検しています。大さんにいたっては、この騒動発覚以前、女性ファンの間に金銭トラブルが発生しているという情報提供があったことを2024年の夏に、『週刊文春』に報じられています。記事では、女性ファンが大さんに『3000万円を貸した』と主張。大さん本人はこれを否定し、金銭トラブルは解決したとしていましたが、結局、この女性の周辺から、警察に『大さんがオンラインカジノをやっている』と情報提供があったようです。情報提供を受け、任意の事情聴取に乗り出した警察が大さんのスマホを調べたところ、大さんのスマホにオンラインカジノに関するグループLINEがあり、そこに名前のあった芸人たちが、一斉に取り調べを受けることになったと聞いています」
こうした経緯もあってか、ダイタク・大の復帰への道は険しそうだ。
「すでに書類送検から1カ月経過していますが、まだ起訴とも不起訴とも決まっていません。現在も捜査がすすめられている可能性が高く、結論を出すまでにさらに数カ月必要になるケースもあります。とくにオンラインカジノは海外絡みのケースなので、時間がかかるのでしょう。長引けば長引くほど、復帰にも時間がかかります。
起訴された場合、契約解除にいたる可能性もありますし、不起訴だったとしても一定程度の自粛期間が求められるでしょう。本人としてはオンラインカジノに安易に関わってしまったことに後悔してもしきれないでしょうね」(社会部記者)
ラストイヤーでM-1出場、翌年の『THE SECOND』で頂点へ――。ダイタクに残されていた、そんな劇的なリベンジの可能性を、大は自ら潰してしまった。