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SNSで勃発“料理人のタトゥ”論争「味変わんねえし俺は行く」「美味かったらいいじゃんというつもりもない」プロでも分かれる是非

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記事投稿日:2025.05.05 19:00 最終更新日:2025.05.05 20:32
出典元: SmartFLASH
著者: 『FLASH』編集部
SNSで勃発“料理人のタトゥ”論争「味変わんねえし俺は行く」「美味かったらいいじゃんというつもりもない」プロでも分かれる是非

タトゥを入れた料理人・こめお(写真・本人のInstagramより)

 

《残念ながらスミがきざまれた店員がいる店には行かないと決めている》

 

 4月28日、あるユーザーがXに投稿したポストが、5月5日18時現在で8148万回を超える、大バズりとなっている。

 

「ユーザーは、栃木県足利市にある海鮮料理店『まぐろ 加一』で腕を振るう25歳の若女将『トチョニカペペさん』こと塚越永湖(とうこ)さんの仕事ぶりをおさめたTikTokのショート動画を貼りつけ、冒頭のポストをしました。いまどきのギャルらしい見た目のぺぺさんは、黒と金のツートンカラーの髪型で、首元や両腕、手の甲にもタトゥがのぞいていますが、動画では職人らしいみごとな包丁さばきや、元気な接客を披露しています。InstagramやTikTokも駆使するぺぺさんの話題性もあって、『加一』は味の評価とともに地元では有名店のようです」(グルメライター)

 

 

 この投稿のコメント欄には、

 

《気合が入ってて、料理がうまければ通いますけどね》

 

 と、投稿者と真逆の意見を寄せる者もいたものの、

 

《美人だし刺青スゲー似合ってると思うよ。けど料理人として厨房に立つなら隠してほしいかな》

 

《調理時に食材や水に触れそうな場所は勘弁願いたい。感染症の原因になり得るから》

 

 など、タトゥ否定派の意見も多く、投稿者のポストは大いに議論を呼んでいる。そんななか、料理研究家リュウジ氏もこの件に言及。5月1日、Xを更新したリュウジ氏は元の投稿を引用しつつ、

 

《スミ入ってても味変わんねえし俺は行く》

 

 と、ひとことだけ投稿。こちらも3000万回以上のインプレッションを記録し、多くのコメントが寄せられるなど、話題となっている。さらに、こうした料理人のタトゥ論争にもの申したのが、自身もタトゥを入れた現役の料理人、こめおだ。

 

格闘技イベント『BreakingDown』での活躍をきっかけにブレイクしたこめおさんは、2023年11月、東京・麻布十番に『割烹こめを』をオープン。BreakingDownに参戦していたころは、左胸の上と、首の後ろくらいにしかタトゥはありませんでしたが、自分のお店をオープンしてからもタトゥを入れているようで、2024年6月には、左腕の肘のつけ根から手首付近にかけて新しいタトゥを入れたことを公開しています」(スポーツ紙記者)

 

 そんなこめおは5月1日、自身のXを更新。リュウジ氏同様、元の投稿を引用しつつ、タトゥや刺青という文化にはつねに偏見の目があるとしたうえで、

 

《美味かったらいいじゃん。というつもりもない。やっぱり、見た目通りじゃん。と言われないように、ただひたすら誠実に、まどわされず、頑張るだけ》

 

 などと、自身の考えを投稿した。さらにこめおは、

 

《あなたが尊敬する料理人に刺青人間いるの?》

 

 という批判的なコメントに対し、

 

《料理人に刺青は必要ないですし、生きる上でも刺青は必要ない。あって得する事は何もない》

 

 とリプライ。そのうえで、刺青を入れる生き方を選んだのも自分だとして、

 

《刺青が自分の価値を下げるのではなく、刺青を入れた自分の行動が価値を決めると思ってます》

 

 などと私見を述べた。《なので、まあやるだけです》と決意を語り、続くポストで《まあ食ってから言え。これに尽きる。》と話題を締めた。前述のグルメライターが語る。

 

「X上の声を見る限りでは、料理人がタトゥを入れている、入れていないということよりも、料理人の腕や肌からタトゥが見えていることに、抵抗や拒絶感を持つ人が多い印象を受けます。料理のジャンルにもよるでしょうが、ひとつ例をあげるなら、たとえば政治家などが訪れるような有名料理店の店主が、腕などの見えるところにタトゥを入れていることは、まずないでしょうし、政治家のほうも、そうしたお店には行かないでしょう。

 

 それは一般人にしても同じで、ラーメン店であっても、両腕からびっちりタトゥが見えている店主がやっているラーメン店を『怖くて行きたくない』という人がいるのも理解できます。こうしたタトゥ論争は、飲食業界に限らずしばしば話題になりますが、偏見よりも、個人の受け止め方の差が大きい気がします」

 

 飲食店は味だけで勝負、というわけでもないところが難しい。

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