令和ロマン「くるまのみ契約解除」で浮上した“ケムリは吉本の人質”説…背景に激化するファンの対立

 

　4月28日に明るみに出た、人気お笑いコンビ令和ロマン・髙比良くるまの契約解除が波紋を読んでいる。

 

　くるまは2月、オンラインカジノへの関与が発覚し、活動自粛を発表した。その際、YouTubeに謝罪動画をアップしたが、それが吉本に無断でおこなわれものだったため「信頼関係が壊れた」点が問題視されたとされる。

 

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「今後、くるまさんはフリーとなりますが、相方の松井ケムリさんは引き続き吉本に所属したまま、コンビとしての活動は継続する予定だそうです。とはいえ、吉本が制作にかかわるテレビ番組や、吉本が持つ劇場への出演は難しいでしょうね」（芸能記者）

 

　コンビで所属が異なるイレギュラーな事態に、Xでは“ある指摘”が相次いでいる。

 

《吉本が巧みなのは・ケムリを残す事で「令和ロマン」を人質に取ってくるま主導で芸能界で暴れさせない》

 

《令和ロマンというコンビとケムリ先生を吉本に人質に取られているという見方もできる》

 

《ケムリが吉本に残ってるじゃないですか？それによって吉本との糸は繋がっていると捉えてる人もいるかもしれませんが、違う見方をしたら吉本の人質とも考えられます》

 

　一部ネット上で、ケムリが吉本興業として残っているのは“人質だ”という意見が出ているのだ。こうした声について、芸能プロ関係者は疑問を呈する。

 

「令和ロマンは『M-1グランプリ』（テレビ朝日系）で史上初の2連覇を成しとげた、勢いのあるコンビです。吉本興業としても、令和ロマンの名前は手放したくなかったのが実情ではないでしょうか。それにケムリさんについては、契約を解除する理由がまったくないわけですから。あるとすれば、相方にあわせてケムリさんも退所するという選択ですが、ケムリさんはそれを選ばなかったわけです。“人質”と言いますが、そもそもケムリさんが希望した場合、吉本興業側は契約解除を認めるしかなく、強制的に所属させ続けることはできません。なので“人質”と言えるかどうかは難しいですよ」

 

　だが注目のコンビゆえに、コンビ間での差が極端な形で目立つこととなった。

 

「擁護論とは逆に、SNSでは“世間で騒がれるほど令和ロマンはたいしたことない”、“事務所の指示に従えなかったくるまが悪い”といった意見も散見されます。吉本側に立つのかくるまさん側に立つのかで、双方のファンが極端な意見を出しているという状態です。ただ、外野が騒ぎ立てているだけで、内実はそれほど対立しているとは思えません。令和ロマンというコンビが存続する以上、吉本とくるまさんも、どこかで雪解けする可能性は考えられます。

 

　そこで障壁となるのが“忖度”です。つまり、制作会社などが令和ロマンをコンビで出演させたくても、波風を立たせないよう気を遣い、オファーすらしないという事態です。こうした事態になってしまうと、なかなかテレビで2人の姿を見ることができなくなってしまいます」（同前）

 

　コンビの未来がなかなか見えない。