エンタメ・アイドル
松本人志「ダウンタウンチャンネル」挑戦の裏に“コンプラ度外視コンテンツ”に見つけた金脈…『ドキュメンタル』海外での成功に自信か

松本人志(写真・共同通信)
今夏にもスタートすることが明らかになった、ダウンタウンによるインターネット配信番組の「ダウンタウンチャンネル(仮称)」。
2024年12月には吉本興業がコンテンツ制作資金の調達などを目的としたファンドを設立。国内外の企業からの出資を受け、その規模は数十億円を想定していることから、制作資金のメドは立ちつつあるようだ。
【関連記事:「ダウンタウンチャンネル」始動に賛否真っ二つ!松本人志に課された「性加害疑惑の弁明」】
「松本さんは2024年12月、中西正男氏のインタビューで《『ダウンタウン』を見るならここという独自の基地局を作る》《見たい人に見てもらいたいものを直接届ける。すごく間口の広い劇場というか、好きなもん同士が集まって、好きなことをやる》と構想を語っていました。
あるネットメディア関係者は『成功に向けて松本さんは自信満々のようです。既存メディアでは放映できない、かなり尖った内容になると予想されます』と語っていました」(芸能担当記者)
その「自信」を裏付けているのが、松本が企画・プロデュースし、Amazonプライムビデオで2016年から配信されている『ドキュメンタル』シリーズの成功だと言われている。
「同シリーズは“密室笑わせ合いサバイバル”です。10人の芸人たちが自腹で参加費100万円を払い、密室でネタ見せをして笑わせ合います。そして最後まで笑わなかった芸人が優勝賞金1000万円を総取り。『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!』(日本テレビ系)の『笑ってはいけないシリーズ』に通ずるものがありますが、内容は比べ物にならないほど過激です。人気を博し、これまでに13シリーズが配信されています。
海外にも『Last One Laughing(LOL)』としてイタリア、ドイツ、フランスなど25以上の国と地域で配信され、人気コンテンツになっています」(メディア誌記者)。
2024年10月、フランス・カンヌで開催された世界最大級のテレビ・映像コンテンツの国際流通マーケット「MIPCOM2024」で吉本興業ホールディングスの岡本昭彦社長がパネルディスカッションに登場。「松本人志という類い稀なる才能の持ち主が考えたアイデアが、世界に広まったのは大変喜ばしい」「シンプルに作ってもらったことが成功の理由と思う」と手応えを語っていた。
「松本さんは、コンプライアンスがますます厳しくなる地上波では、自身のお笑いを表現することに限界があると感じていたはずです。
そうしたなかで、ネットメディアで配信したコンテンツが世界中で評価されていることに『ダウンタウンチャンネル』の成功を確信したのでしょう。吉本興業もテレビでのネタ番組が少なくなっている今、新たな金脈を見つけたということです」(前出・メディア誌記者)
相方の浜田雅功も療養から復帰、芸能活動を再開させた。準備は着々と進んでいるようだ。