
2026年春の解散コンサートを発表した「嵐」
5月6日、嵐がファンクラブサイトで2026年春のコンサートツアーを最後に活動を終了すると発表した。事実上の解散となるこの決断に、ファンからは喜びと悲しみが入り混じった声が続々とあがっている。
というのも、5人揃った姿に感動する一方で、“再始動” ではなく「解散のためのコンサート」という結末に深い失望を隠せないでいるからからだ。
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X上では悲観する声が続々とあがった。
《嵐の5人を見ていたかった、最後に会える場所を作ってくれたとしても最後なんていやだ》
《復活するってずっとずっと待ってたのに ほんとに立ち直れない》
《活動休止からの復活じゃなくて終了て……》
といった声が相次いだ。ただ、「それも当然です」と芸能プロ関係者が、眉間に皺を寄せてこう話す。
「ファンががっかりしているのは、2019年1月に発表された『活動休止』という言葉が、再始動の可能性を示唆するものだったからです。松本潤さんは会見で、『僕らは(活動)期限が決まっているからこそ、できるチャレンジもある』と語り、メンバー間の強い絆、そして嵐としての将来を感じさせていました。
また櫻井翔さんも、2019年5月放送の『櫻井・有吉THE夜会』(TBS系)で “活動休止” について触れて、『嵐じゃないとできないことって山ほどある』『自分一人でやれることをゆっくりやって、来たるべき “またみんなで” ってときに備える』と、再始動への強い思いを語っていたのです」
ほかにも、復活を “匂わせる” コメントはいくつもあがっていた。
「二宮さんは、2023年10月、STARTO ENTERTAINMENTを退所した際、『僕は明日からも嵐です。これはこの先ずっと嵐がある以上、嵐なのでそれはもう安心していただきたい。また嵐が再開するときは、もちろんメンバーとして活動を一緒にやっていく』と “継続” を力強く宣言していました。
先月4月9日に放送された『ニノなのに』(TBS系)では、嵐の大ファンを公言する遠藤憲一さんが登場。すると二宮さんは彼について『ずっと、ことあるごとに “早く復活してくれ” って。素直に言ってくれる人なのでありがたいんですよ』と、直接お願いされていることを明かしていたのです」(前出・芸能プロ関係者)
このようなメンバーからの嵐についての言及があるたび、ファンは活動休止からの約4年間、ずっと “その日” を待ち続けてきた。
だが、解散発表の動画でリーダーの大野智は「活動を再開したその先に、また再び休止に入るということは考えられませんでした」と口にした。
「メンバーによる一連の “匂わせ” には功罪がありましたね。もちろん、今回一部ファンががっかりしているように “完全復活する” と勘違いさせてしまった罪はあります。
一方で、メンバーが何度も言及したおかげで、“再び5人で集まる” という機運も生まれ、今回の解散コンサートへとつながりました。まず間違いなく今回のコンサートは伝説的なものとなるでしょう」(芸能ジャーナリスト)
どんなグループにもいつかは終わりがやってくる。有終の美を飾れるだけでも素晴らしいことなのかもしれない。