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“不倫疑惑”永野芽郁『かくかくしかじか』公開直後に早くも目立つ“ガラガラ”興収「1位スタート」も不穏な先行き

永野芽郁
5月16日、永野芽郁が主演を務める映画『かくかくしかじか』が公開された。永野にスキャンダルが降りかかったこともあり、作品への影響も懸念されたが、予定どおり上映されることになった。しかし、SNSでは不穏な声があがっている。
漫画家・東村アキコ氏の自伝的エッセイ漫画を実写化した同作は、漫画家になる夢を持つ主人公と、恩師であるスパルタ絵画教師との9年間にわたる絆を描いた物語。
永野は主人公の林明子役を演じるが、公開直前の4月23日に「週刊文春 電子版」で、既婚者である田中圭との不倫疑惑を報じられた。2人の所属事務所は、記事の内容を否定したが、映画公開前の主演女優のスキャンダルは波紋を呼んだ。
5月19日には、映画の公開3日間の興行収入が、1億6975万円を記録したことが発表された。
「公開初日には、東京・丸の内ピカデリーで舞台あいさつがおこなわれましたが、報道陣を入れず、事前にチケットを購入した一般客のみの参加となりました。渦中の永野さんに対して、報道陣から不倫疑惑に関する質問が浴びることを防ぐため“マスコミ締め出し”にしたと思われます。作品への影響が心配されましたが、観客動員数は12万5100人を突破し、実写邦画では第1位のスタートを切ったそうです」(スポーツ紙記者)
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騒動が直撃したなかでも、順調な滑り出しを切ったように見える。ただ、Xでは、公開翌日から
《封切したばかりの映画で土日なのに永野芽郁効果によりガラガラ》
《かくかくしかじか 新宿ピカデリー公開2日目なのにガラガラなのウケる》
《かくかくしかじか本当に週末でも割とガラガラでなんか言葉も出ん》
など、観客の入りの悪さを指摘する声があがっている。16日の金曜日に公開され、土日を挟むことになったが、とくに週末の空席が目立ったようだ。
初日舞台あいさつがおこなわれた丸の内ピカデリーの、5月18日(日曜日)午前11時25分の上映回を確認したところ、公開1時間前でも1階、2階席ともに3分の2以上が空席になっていた。
また、5月19日時点で、都内の映画館でチケット予約可能な21日までの『かくかくしかじか』の上演回を確認したが、やはり空席が多く見受けられる印象だった。
「映画の興行収入の基準のひとつとして、10億円を超えるとヒット作といわれます。さらに勢いのある作品は、公開から3日で数十億円を突破することも少なくありません。たとえば、4月18日公開の映画『名探偵コナン 隻眼の残像(フラッシュバック)』は、3日間で興行収入34億円という驚異的な記録が出ています。
初動の興行収入が高いほど、ヒットにつながりやすい傾向があります。その点、『かくかくしかじか』の興行収入1億円は決して悪い数字ではありませんが、この先、爆発的に伸びるかは気になるところです」(映画ライター)
人気漫画の実写化とあって、製作サイドも力を入れていたようだ。前出の芸能記者が語る。
「出演者には、主演の永野さんを筆頭に、大泉洋さん、見上愛さん、畑芽育さん、神尾楓珠(ふうじゅ)さんなど、第一線で活躍する俳優陣が多く起用されています。また、原作者の東村さんは、自身のXで公開前日から作品の告知に関する投稿をしており、“宣伝”にも熱が入っていました。そうした背景を考えると、公開初週の週末に空席が多くあるのは、あまりいい兆候とはいえません」
東村氏は映画の公式サイトで、実写化のオファーを受けた経緯に関して《永野芽郁さんが明子をやってくださるというお話をいただいた時「演技力がすごいあの永野さんが演じてくださるなら、すごくいい作品になるはずだ」という確信めいたものが生まれて、そのためなら私も制作に全力で関わろうと思いお受けしました》とつづっている。
原作者の熱い思いが込められた作品は、記憶に残る“ヒット作”になるか。