
5月20日放送『ぽかぽか』(フジテレビ系)の『大学お笑い出身芸人はなぜ売れてるの?徹底調査スペシャル』のコーナーに、ハナコ・岡部大さんが出演。大学のお笑いサークルに入った経緯を話していました。
岡部さんは、高校の同級生と大学のお笑い大会に参加した際に、お笑いサークルから勧誘を受けたそうです。
「LUDO(お笑いサークル名)の1個上の宮下さんて方が誘ってくれて……その人がひょっこりはんなんですけど」と明かし、共演者を驚かせていました。
つづけて岡部さんは、「当時は(ひょっこりはんは)幹事長でみんなをまとめる役というか。本当に理論派の……『おまえ、そこのフリ弱いな』みたいなダメ出しとか。『段積みできてないな』とか、感覚ではなく理論派でやってくれてました」と当時を振り返っていました。
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現在のひょっこりはんとの関係性を聞かれた岡部さんは、「僕は芸歴的には先に入ったんでひょっこりはんより先輩なんですけど、僕は当時の関係のままで『宮下さん』て感じで敬語で接してて。(メンバーの)秋山(寛貴)と菊田(竜大)もなぜか全然関係ないけど、ひょっこりはんには『宮下さん』って言ってます(笑)」と明かし、スタジオを沸かしていました。
筆者は以前、ひょっこりはんに『大学お笑い』について、お話をお聞きしています。
「ハナコの岡部と僕がいる時期に、急に部員も増えてサークルが盛り上がってました。その時代の人たちが卒業して(プロの世界で)結果を出し始めたんだと思います。
僕がサークルに入った当初は、先輩が根暗の集まりで部員が10人か20人ぐらいしかいませんでした。部室でずっとゲームをやってるようなサークルだったんです。
僕の高校の同級生が1学年上にいて、そいつが幹事長になったときに一緒に頑張って新入生の勧誘活動したり、学内のライブの告知も尽力してお客さんを増やしたり。大学のお笑い大会に出て結果が出たこともあり、部員を一気に増やせて100人ぐらいになりました」
ひょっこりはんは、もともとテレビ制作に興味があったので、その糧になるのではないかという考えでお笑いサークルに入りました。
「プロのお笑い芸人になるとは思ってなかったし、僕らの時代は周りもプロ志望はいなかった。『芸人になる』って言ってたのは、ハナコの岡部ぐらいでした。僕は就活でテレビ局を受けたけど全然受からなくて、じゃあ、いっそのこと芸人やってみようと思って」
サークル時代の経験はプロになって役に立ったと、ひょっこりはんは話します。
「サークル時代は本能のまま自由にネタを作ってたけど、プロになると売れるためのネタ作りとかも考えないとダメなんです。だから、自分にあってないこともやったし、でも結局うまくいかずコンビを解散しました。
そこから『さぁピンでなにをしようか』と考えたとき、サークル時代を振り返って、後輩から言われたひと言を思い出したんです。
『結局、宮下さんって、顔芸でしたね』って(笑)。それが今のひょっこりはんのネタにつながったんです。やっぱり自分にあうことをしないといけないと思いましたね」
岡部さんは、大学時代のひょっこりはんは、ネタを理論的に考え後輩を指導していたと話しました。しかし、プロになってからは逆に大学の後輩からの一言を参考にネタを作り、そのネタがブレークのきっかけとなったのです。後輩の意見も受け入れるような柔軟性が、売れるために大切なことなのかもしれませんね。