
和田アキ子
5月25日オンエアの『アッコにおまかせ!』(TBS系)の内容が話題を呼んでいる。
この日の番組では、マクドナルドのハッピーセットで登場した「ちいかわ」グッズや、牛丼チェーンの吉野家がラーメン業界に本格参入するというニュース、さらに大阪・関西万博の集客対策として、閉場時間の延長が検討されているという話題など、幅広いトピックが取り上げられた。
しかし視聴者が驚いたのは、番組後半に紹介された“おすすめスポット”のコーナーだった。
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「開始から40分すぎ、番組おすすめのアミューズメントスポットが紹介されました。韓国旅行気分が味わえるコンセプトレストランや、リス科の仲間であるマーモットと触れ合えるカフェが紹介されたあと、最後に登場したのが『うんこミュージアム TOKYO』だったのです」(芸能ジャーナリスト)
“うんこミュージアム”は、その名の通り「うんこ」をテーマにした体験型施設。汚いイメージを払拭し、ポップで笑えるエンタメに昇華しようと2019年に誕生した。来場者が大声で「うんこ!」と叫ぶと、画面上のうんこのイラストが大きくなる「うんこシャウト」や、世界各国の言語で「うんこ」と書かれたパネルを背景に記念撮影できるフォトスポットなど、ユニークな体験ができる。
「今回の放送では、リニューアルされたばかりの新アトラクションが紹介されていました。また来場者もアトラクションで大声で叫ぶ様子が繰り返し放送されました。さらには『最近スッキリしたこと、スッキリしたいこと』を尋ねるという演出も加わっていました。スタジオでは、そうしたVTRを見ながら、和田アキ子さんをはじめ出演者が大笑いしていました」(前出・芸能ジャーナリスト)
CMを挟んで約8分間、「うんこ」一色の放送に、“面白そう”という声が上がるいっぽうで、視聴者からはこんな批判も……。
「“昼時にやることなのか?”という声もX上では見られたようです。番組スタッフもこうしたリアクションが来ることを想定していたはずですが、ナレーションでは『うんこ』という言葉を連呼していたり、やや批判が出ても笑いで乗り切れるだろうという判断も読み取れます。じっさい、楽しく見ていた人もいたようですし、“万博よりおもしろそう”という声も上がっていましたから、放送としては成功でしょう。
しかし、『アッコにおまかせ!』のメインターゲットはF3(50歳以上女性)やM3(50歳以上男性)です。親子視聴もなく、ましてや子どもも見ない。そうした視聴者層には、あまり好意的には受け止められなかったようです」
最近波紋を呼ぶ和田アキ子の発言のほかにも、視聴者層との意識のズレが浮き彫りなってしまったようだ。