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『アンパンマン』おむすびまん役が90歳声優から88歳の野沢雅子に『ドラゴンボール』作者の死から“復活”

おむすびまん役の後任となる野沢雅子(写真・時事通信)
5月28日、アニメ『アンパンマン』の人気キャラ・おむすびまんの声優交代が明らかになった。おむすびまんは、声優・京田尚子氏が36年間担当し、長年親しまれてきた。しかし、京田氏は90歳となり、高齢を理由に降板に至った。驚くべきはその後継者だそうでーー。
「後任として抜擢されたのは、声優界のレジェンド・野沢雅子さんなんです。あの『ドラゴンボール』シリーズで孫悟空の声優をつとめています。ただ、年齢のことを言えば、京田さんとは僅か2歳差の88歳ですからね。決して若返りとはいえません。このタイミングで野沢さんが仕事を引き受けたことに、多くの人が衝撃を受けています」(芸能プロ関係者)
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Xでも、多くの人が驚きの声を上げている。
《うそやろ?変わらんやん。さすがレジェンド》
《年齢情報で頭バグるかと思った...》
《さすがサイヤ人や》
米寿の野沢は現役に強いこだわりを見せているという。
「2016年に東京都内で行われた劇場版アニメ『みつばちマーヤの大冒険』の公開アフレコ収録に登場した野沢さんは、当時、タレントの大橋巨泉さんが亡くなったことに悲痛な思いを語る中、長生きすることを宣言。なんとその目標は182歳でしたからね」(芸能記者)
さらに2024年の『文春オンライン』のインタビューでは、「声優の仕事は、神様が私にくれた天職。大好きなことをしているから、ちっとも疲れません」と語っていた。
「アンパンマンに限らず、『サザエさん』『ドラえもん』『クレヨンしんちゃん』など、長く愛されるアニメは、ベテラン声優陣の交代が相次いでいます。そんな中で第一線で活躍し続ける野沢さんはまさに驚異的ですよね。ただ、野沢さんにとってもつらい出来事がありました。それは、『ドラゴンボール』の原作者である鳥山明さんが2024年3月に死去したことです。その際、野沢さんが所属する青二プロダクションは『本人もあまりにもショックを受けていてコメントを出せる状態ではない』と発表しました。野沢さんが体調を崩すのではないかと心配されたほどです。今回、新たな仕事を引き受けたということは、野沢さんも前を向けるようになったということでしょう」(前出・芸能プロ関係者)
作品にまた新たな命が吹き込まれる。