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【松本人志と同じ理屈】中居正広 性暴力否定のために持ち出した「お礼をもらうような関係」に批判殺到…見過ごされる“被害者心理”

松本人志(右)がスイートルームで開いた飲み会に同席していたと報じられた中居正広
中居正広氏と女性との間のトラブルを性暴力と認定したフジテレビの第三者委員会の調査報告書をめぐり、5月30日、中居氏の代理人弁護士は第三者委員会側に証拠の開示などを再度求める文書を公表した。
「同文書の中では、これまで中居さんが主張してきた“性暴力”と認定した基準への疑義や、聞き取り調査の結果がきちんと反映されていなかったという点などが繰り返し主張されています。さらに、同文書の中で注目を集めている箇所があります。それは中居さんと被害女性とのメールのやり取りに関するところです。文書内には、
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『両者には複数回の会食の機会があり、中居氏と彼女は家族やプライベートの出来事に関して様々なやりとりもあり、メールで「勇気づけられた」等のお礼をもらうような関係でもありました』
という記述があったのです。一方、こうした主張に対し、被害女性の代理人弁護士は、総合ニュースサイト『ENCOUNT』のメール取材に答える形で、『事実と異なるものであり、看過できないと考えております』と強い口調で主張し、同文書を『女性に対するさらなる加害(二次加害)に他ならないと代理人としては考えています』と警告しています」
今回の中居氏の反論は、ネット上である大物芸人の“理屈”を彷彿させると話題になっている。
「松本人志さんですね。松本さんは、2023年12月に『週刊文春』によって性加害疑惑が報じられました。松本さんは名誉棄損であるとして文春サイドを訴えたものの、2024年11月8日、訴訟を取り下げ『強制性の有無を直接に示す物的証拠はないこと等を確認した』と表明したうえで、飲み会に参加していた女性に対しては『不快な思いをされた方々がいらっしゃったのであれば率直にお詫び申し上げます』とコメントしました。
結局、松本さんの件の真相はわかりませんが、注目が集まったのはその初動です。松本さんは自身のXに《事実無根なので闘いまーす》と投稿。さらに、女性をアテンドしたとされるスピードワゴンの小沢一敬さんに対し、被害を受けた女性が“お礼LINE”を送ったと報じられると、画像を引用し《とうとう出たね。。。》と投稿したのです。
被害を訴える女性が、事後にお礼をしたことをもって、加害行為がなかったと主張するというその理屈は、まさに中居さん、松本さんに共通するものですよね」
実際、X上でも
《中居正広氏 松本人志氏 二人とも、お礼のメールを受け取っている点でよく似ているな》
《おごってもらった後のお礼社交辞令メールが争いの場で出てくるのグロすぎる》
《松本のおっさんと同じ様なこと言い出したよ。お礼メール貰ってたか知らんけど事件と全く関係ないやん》
と批判の声が噴出している。
「松本さんの時にも散々指摘されたことですが、松本さんや中居さんは当時芸能界のトップオブトップ。まさに絶大な影響力を持っている人物だったわけです。アナウンサーであれ、一般人であれ、若い女性がそこに強力な上下関係を感じているのは間違いないわけです。過去にはジャーナリストの伊藤詩織さんも性被害を受けた後に、加害者にお礼メールを送っていたことがわかっています。
お礼メールそのものは、加害の実態を判断するうえで参考になるものではなく、むしろこうした自己弁護をおこなうことは、何一つ中居さんの名誉回復にはつながらないはずです。もはや泥沼となった中居さんと第三者委員会のやり取りですが、今のところ中居さんは何一つ有効な手を打てている気配はありませんね」(芸能ジャーナリスト)
この様子では、中居氏の得になることは何一つなさそうだが……。