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【無理がある?】『あんぱん』“唐突展開”に視聴者も困惑…阿部サダヲ“迫真の演技”は絶賛も、指摘された説明不足

『あんぱん』ヒロインの今田美桜
6月2日、今田美桜主演のNHK連続テレビ小説『あんぱん』の第46話が放送された。この日の放送回では、阿部サダヲ演じる“ヤムおんちゃん”こと屋村草吉の壮絶な過去が明かされた。
「先週の放送で、パン職人のヤムさんは、陸軍に乾パンを納めたのち、朝田家からそっと去っていきました。追いかけようとするのぶ(今田美桜)を制止した釜次(吉田鋼太郎)は、ヤムさんが乾パン作りを拒んでいた理由を明かします。
回想シーンでは、ヤムさんは欧州大戦で、イギリス軍の日本人義勇兵として戦争に行っていたことが判明。かつて銀座のパン屋で修業していたヤムさんですが、『もっとうまいパンを焼きたい』と密航船でカナダに向かったといい、『パンの修業どころか、地獄に落とされたよ。弾丸が飛び交う戦場だ』と振り返りました。仲間がどんどん命を落としてしまうなか、空腹がいちばんつらかったと明かし、亡くなった仲間の鞄から乾パンを取り出し、涙を流しながら貪るヤムさんの姿が映し出されました」(芸能記者)
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かねてより、「戦争なんていいやつから死んでいくんだからな」と語るなど、戦争を毛嫌いする姿勢が目立っていたヤムさん。ついに明かされた悲しい過去に、SNSでは大きな反響が寄せられた。
「阿部サダヲさん演じるヤムさんが、遠い目をしながら淡々と『それでも、腹は鳴る』と語り、絶望に満ちた目で乾パンをかじる姿は、戦争のリアルを感じさせる素晴らしい演技でした。Xの反響を見ても、阿部さんへの絶賛が続出しています。
ただ、誰もが気になっていたヤムさんの過去の描き方には、不満を抱く声もあがりました。欧州大戦、つまりは第一次世界大戦のなか、イギリス軍として日本人義勇兵がいたことは、史実として残っているのですが、カナダへ流れ着いたヤムさんがなぜ日本人義勇兵として戦争へ行くことになったのか、そのあたりは一切説明されませんでした。戦争に参加した経緯や、亡くなった仲間との関係性も語られず、いまいち入り込めなかった人もいたようです」(芸能記者)
やや“唐突感”のあるストーリー展開に、Xでは指摘があがっている。
《ヤムに戦争体験させる為に、カナダにパン修行からのイギリス軍義勇兵って無理が有りすぎるだろ》
《カナダにパンの修行に行ったのに、なんで兵士になったんだろう…そこドラマ内で語って欲しかったな》
《カナダに行った、まではわかった。そこからなんで義勇兵になったか、なんでヨーロッパに渡ったのか。そのへんはもう説明されないのかな?いまいち消化不良なんやけど…》
釜次は、ヤムさんについて「風向きが合ったらふらっと戻って来るじゃろ」と語った。その言葉通り、ふらっと再登場した時、あらためて語られる過去もあるのかもしれない。