
金髪になった小島瑠璃子(写真・吉田 豊)
日本中が騒然とした悲劇から4カ月。“母”の強い決意は、そのビジュアルにも現れていたーー。
5月下旬、関東近郊の瀟洒なニュータウンの前に止まった一台の車。そこから出てきたド派手な金髪とミニスカート姿で登場したのは、“こじるり”こと小島瑠璃子だ。小島は愛する我が子を抱き上げると満面の笑みを浮かべていた。
「小島さんは、2023年3月に実業家の北村功太さんと結婚しました。同年8月には第一子を妊娠を発表。2025年1月には、無事に第一子を出産し、都内で子育てに励んでいるとの報道も出ていました。ところが2025年2月4日、自宅タワーマンションで北村さんが死亡しているのを小島さんが発見しました。遺書のようなものも見つかり、小島さんは当日あまりのショックに体調を崩し、夫とともに救急搬送されました」(社会部記者)
残されたのは小島と子供、そして北村氏が立ち上げたサウナ事業を手がけるスタートアップ企業、株式会社Habitatだ。
「官報に掲載された2024年8月付の第3期決算公告によると、Habitatは総資産が約1800万円、利益剰余金が約3億円のマイナスという厳しい状況だったようです。ただ、事業を展開している以上、放置することもできません。そこで小島さんが名乗り上げ、4月に代表取締役社長に就任したそうです。
小島さんはすでに『Kinacoco』という美容関係の会社を2024年9月に設立しています。ある意味では2社めの社長ですが、さすがに“主”を失ったHabitatを立て直すのは難しく、解散する道を選んだようです。すでに関係者には取引会社に向けて連絡が送られているとのことです」
亡き夫の会社を整理すると同時に、小島は生まれたばかりの子供の育児にも追われている。ある芸能関係者はこう語る。
「北村さんと交際していた時期は、中国の芸能界への進出を考え、留学の準備まで進めていましたが、今では状況がまったく変わりました。子供は手がかかる時期ですし、まだ北村さんの一件で心の傷も癒えていないのでゆっくり過ごすのでしょうが、そのうち仕事に復帰したいという思いはあるようです。
実際に相談を受けたという業界人もいますよ。デビュー時から2022年まで在籍していたホリプロに戻ることもできるでしょうが、いちばんは個人事務所を設立して、営業だけホリプロなどと業務提携をする“松田聖子式”です。すでに自分の会社を持っているわけですし、子育てとのバランスを考えるとすれば、それがいちばん順当でしょう」(芸能プロ関係者)
はたして、小島はどんな新しい一歩を踏み出すのか。本誌がHabitat社の状況や、今後の芸能活動の方針などについて質問したところ、小島本人から回答があった。
「Habitat社につきましては、多くの方にご迷惑をおかけしておりますので、今後については関係者の方々と相談中でございます。具体的な情報に関しましては、お答えできない部分もございますので、ご理解賜れば幸いです。
また、私自身の生活に関しては、幼い子どももいることから日本での生活を中心に考えております。
今後の活動につきましては、現在のところ全くの未定です。状況が落ち着き次第、お世話になった方々に相談しながら決めて参りたいと考えております」
という。今後の活動についてはまったくの未定としながらも、日本での芸能活動再開を、前向きに考えていることがうかがえる内容だ。
「4月2日に『有吉の壁』(日本テレビ系)で過去の放送回として小島さんの映像が放送されましたが、ネット上ではかなり好意的に話題になりました。本人が手を上げれば、バラエティ番組はもちろん、あらゆるオファーが殺到するでしょう。残された大切な子供を自分の手で育て上げ、食べさせていくーー。小島さんの金髪には力強い前向きな覚悟が感じられますね」(芸能ジャーナリスト)
こじるりの明るい笑顔を、みんなが待っている。