
5人で復活したRIP SLYME(写真・公式Instagramより)
《ポスト削除したみたいだけど、RIP SLYMEダセー。MAGAモデルのキャップって》
《RIP SLYMEのキャップ、なーんにも考えずに作ってそうなのがクソダサい 考え抜いてあれならそれはそれで本当にどうしようもない》
4月にオリジナルメンバー5人体制で再始動したヒップホップグループ『RIP SLYME(リップスライム)』が発表した公式グッズに、冒頭のとおり批判が殺到する事態となっている。
関連記事:【過去には“いじめ”疑惑も】RIP SLYMEに突如わいた「5人での再始動」…削除された投稿が話題
「『楽園ベイベー』などのヒット曲で知られるRIP SLYMEは、2018年に一度、活動を休止しましたが、2022年4月からはRYO-Z、ILMARI、DJ FUMIYAの3人体制で再始動。2025年4月にPES、SUが再加入して、オリジナルメンバー5人体制での“復活”を遂げたばかりです。
メジャーデビュー25周年の記念日となる2026年3月22日までの期間限定ながら、しばらく5人体制で活動していくことが発表されています。新曲のリリースや全国ツアー、大型フェスへの出演などが続々と決まるなか、6月5日には公式グッズを発表。そのグッズの1つとして発表されたキャップのデザインに、批判の声が集まることになりました」(音楽ライター)
物議を醸しているのは「GREAT CAP」の名称で発売された2種類(赤or黒)のキャップ。キャップに入った「MAKE RIP SLYME GREAT AGAIN」のロゴは、トランプ米大統領の選挙スローガン「MAKE AMERICA GREAT AGAIN」に引っかけたものであることがうかがえる。
「商品説明によれば、《メンバープロデュースアイテム第一弾はSU考案の「GREAT CAP」!》とのことで、グッズをプロデュースしたSUさんからの《今こそ共に、再びリップスライムを!ライブ会場で皆さんのキャップ姿をお見かけするのを楽しみにしております》というコメントも添えられていました。
このキャップが、X上で冒頭のような批判を集めて炎上。批判を気にしてか、グループの公式アカウントは商品告知のポストを削除、6日にはオンラインストア上で、このキャップだけが不自然に『SOLD OUT』となりました。
一方的な関税やウクライナ戦争、ガザ地区の問題など、トランプ大統領を発端とする混乱が世界中で起きており、今や気軽にいじれるものではありません。また、マイノリティや移民の人たちに向けたトランプ大統領の政策も踏まえ、XではRIP SLYME側に“ありえない”という声が多く集まっています。はたしてトランプ大統領の手法を揶揄するものなのか、それとも賛同を示すものなのか。こうしたグッズを出すということは、一種の政治的姿勢を問われるということになってしまいます」(同前)
RIP SLYMEといえば、過去には、グループ内での真偽不明の“いじめ”疑惑が浮上したこともあり、今回の復活はまさに“奇跡”だった。
「2018年の活動休止決定後、メンバーのPESさんが、旧Twitterで《何も聞いていない》などと投稿したことで、グループ内で“いじめられていたのではないか”とする疑惑が浮上。2021年にはPESさんが、2017年時点でグループの脱退と事務所の退所をしていたことを公表し、《彼ら3人には何度も心を折られている》などと投稿していたことから、5人体制での復帰は絶望視されていました。
それだけに、4月に5人での再結成が発表されると、ファンからは歓喜の声が多くあがっていたのですが、早速つまずいてしまった形ですね。『SOLD OUT』のままにするわけにもいかず、どこかで釈明が必要になるのではないでしょうか。さらにこのキャップをプロデュースしたのがSUさんだということなので、またメンバー内で不和が生まれるのではないかという危惧もありますね」(芸能担当記者)
決裂したトランプとイーロン・マスクのようにならないといいけれど……。