Koki,「香港政府PR動画」炎上騒動で“静香プロデュース”に陰り…デビュー時の「雲の上イメージ」から親しみやすさに方針転換

 

　5月20日から、モデルで女優のKoki,が出演したPR動画が、香港政府観光局が運営するSNS「Discovet Hong Kong」で公開されている。中国進出への一歩を踏み出したが、この動画が思わぬ波紋を呼ぶことになった。

 

　本誌「Smart FLASH」は6月9日、Koki,が出演した香港政府のPR動画に関して、現地のSNSで厳しい声が殺到し、炎上状態になったことを報じた。木村拓哉と工藤静香の次女であることから《親の七光りでしかない》といった、辛辣な意見なども寄せられている。

 

「父である木村さんは、2024年から台湾のサプリメントブランド『夜酵素』や中国のフードデリバリーサービス『foodpanda』の香港版CMに起用されています。また、2024年12月に日本で公開された主演映画『グランメゾン・パリ』は、2025年3月から香港でも上映されるなど、現地でも高い人気を誇ります。それだけに、Koki,さんは比較されてしまったのかもしれません」（芸能記者）

 

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　Koki,は2018年にファッション雑誌『ELLE japon』の表紙でモデルデビュー。当時15歳で、「キムタクの娘」が芸能界入りしたとあって、世間に衝撃を与えた。デビュー直後から、華々しい活躍を見せる。

 

「2018年8月にブルガリのアンバサダーに日本で初めてかつ歴代最年少で就任し、同年9月にはシャネルの日本初のビューティーアンバサダーにも就任しました。ハイブランドのアンバサダーを務める一方、日本のテレビにはいっさい出ませんでした。早くから、モデルとして仕事が舞い込み、両親の知名度の高さもあり、Koki,さんに対して“雲の上の人”という印象を抱いた人も多かったことでしょう」（前出・芸能記者）

 

　2021年には、映画『呪怨』シリーズなどを手がけた清水崇監督のホラー映画『牛首村』で女優デビューを果たす。初めての映画出演にして、主演での起用となり、注目を集めた。その後も、さまざまな映画に出演し、女優として露出を増やしてきたが、最近は壁にぶつかってしまった。

 

「Koki,さんは、3月に公開された映画『女神降臨 Before 高校デビュー編』と5月公開の続編映画『女神降臨 After プロポーズ編』で主演を務めました。韓国で人気のウェブ漫画が原作で期待されましたが、前編の公開から4日間の観客動員数は、約6万人で興行収入は約8000万円と複数のスポーツ紙で報じられました。後編も、明確は数字は公表されていないものの、公開初週にランキングのトップ10に入らず、ランク外という苦しい結果だったのです」（前出・芸能記者）

 

『女神降臨』では、これまでと違った戦略も見られたという。前出の芸能記者が続ける。

 

「映画の告知も兼ねてですが、バラエティ番組に出演したのです。『世界の果てまでイッテQ！』や『しゃべくり007』、『ぐるぐるナインティナイン』など、日本テレビ系で人気の番組への出演が続きました。

 

　Koki,さんは身体を張ったロケをこなしたり、『キムタクものまね』を披露するなど、振り切った様子を見せていました。モデルデビュー当初は、テレビと距離を置いている印象でしたが、知名度の高いバラエティ番組で“親しみやすさ”が垣間見えたといえます。かねてから、Koki,さんのプロデューサーとされる母親の静香さんの心境に変化があったのかもしれませんね」

 

　モデルから女優へ活動の幅を広げつつあるKoki,。ただ、“静香プロデュース”に陰りが見え始めているという。

 

「Koki,さんのバラエティ出演に関しては、気取らない振る舞いからSNSで“イメージが変わった”と好意的に受け止める声も多かったです。映画の撮影現場でも、Koki,さんはスタッフに対する言葉遣いがしっかりしており、誰に対しても態度を変えず、謙虚だという評判も聞こえていました。

 

　ただ、デビュー当初の高貴なイメージが強く、今ひとつ彼女のキャラクターが世間に伝わらなった印象を受けます。香港の仕事もそうですが、売り出し方次第で世間の反応が変わっていた可能性もありますよ」（芸能プロ関係者）

 

　芸能界デビューから7年。Koki,は父を超える逸材になるか──。