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日テレ『しゃべくり007』『ヒルナンデス!』終了報道、背景に“勝ち負け”2極化する民放の仁義なき“生き残り合戦”

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記事投稿日:2025.06.13 12:10 最終更新日:2025.06.13 13:44
出典元: SmartFLASH
著者: 『FLASH』編集部
日テレ『しゃべくり007』『ヒルナンデス!』終了報道、背景に“勝ち負け”2極化する民放の仁義なき“生き残り合戦”

南原清隆

 

 6月2日、「週刊女性PRIME」によって報じられた、日本テレビを代表する2つの人気長寿番組の“放送終了”が話題を呼んでいる。

 

「『しゃべくり007』と『ヒルナンデス!』です。『しゃべくり007』は2008年スタート。現在は毎週月曜の夜9時に放送されています。『ヒルナンデス!』は2011年にスタートし、ウッチャンナンチャンの南原清隆さんがMC。月曜日から金曜日まで放送されている、まさに“日本テレビの顔”のような存在です」(テレビ局関係者)

 

 

 同誌は『しゃべくり007』のMCを務める、くりぃむしちゅーの上田晋也を取材しているが、「ごめんなさい。僕は聞いてないですね」と、出演陣に話は入っていないと回答。さらに、「番組を続けるかどうかは僕らが決めることじゃないですしね」と、番組を続ける権限は自分たちにはないことを明かしている。

 

「『ヒルナンデス!』は、お昼のバラエティ番組としては、他局と比べて視聴率が高かった番組です。『3色ショッピング』など、タレントたちが決められた色でコーディネートをするファッション対決など、名物企画も生まれました。また『しゃべくり007』は、毎回、異なるゲストを迎え、くりぃむしちゅー、ネプチューン、チュートリアルらベテランお笑い勢が繰り広げる軽快なトークが人気です。どちらも幅広い層から支持を得ている好感度の高い番組です」(前出・テレビ局関係者)

 

 では、なぜ終了が噂されているのか。

 

「第一に、日本テレビの“攻め”の姿勢があります。日テレはこれまで、『行列のできる相談所』や『ズームイン!!サタデー』など長年、親しまれてきた番組を次々と終了させています。2025年3月には改編説明会をおこない、2025年春を『ここ最近に例を見ない大改編となる』とし、2024年秋の、約2倍の変化となる大幅改編をおこなったことを発表。『10年先も輝くスターの力を活かしながら、魅力的なタイムテーブルを目指す』というコメントもあり、新たな風を取り入れる方向に舵を切ることを明確にしています。

 

 2025年春の改編では『しゃべくり007』も『ヒルナンデス!』もそのまま継続となりましたが、両番組ともマンネリ化が指摘されているのは否めません。『ヒルナンデス!』は藤田ニコルさん、川田裕美さん、SHELLYさんなど、曜日レギュラーに卒業してもらうことで変化を狙っていますが、やはり“顔”である南原さんの印象が強く、それがあまり目立っていません。『しゃべくり007』は、最年少レギュラーがチュートリアルの福田充徳さんの49歳と“高齢化”が目立ちます」(芸能ジャーナリスト)

 

 日テレがこれほど攻めの姿勢を貫くのには理由がある。追うべき“背中”があるからだ。

 

「いまや民放キー局は、勝ち組と負け組に2分されています。いちばんの勝ち組は、2024年の視聴率(ビデオリサーチ調べ、関東地区)でゴールデン・プライム・全日とあらゆる時間帯で1位に輝くという三冠を達成した、テレビ朝日です。そして、その背中を追いかけるのが日テレ。一方、これまで“ひとり負け”などと呼ばれていたテレビ東京に迫る勢いで視聴率を落としているのが、不祥事続きのフジテレビです。そしてTBSも、フジほどではないにせよ、視聴率の下落が続いている状況です。『しゃべくり007』も『ヒルナンデス!』も、“打倒テレビ朝日”に燃える日テレとしては、生き残るための改編の対象である、という判断になるわけです」

 

 熾烈な視聴率バトルのおかげで、新鮮な番組が見られるのなら、それでよし。

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