
「Snow Man」の目黒蓮
6月17日、9人組アイドルグループ・Snow Manの目黒蓮を名乗る人物が、50代女性から100万円をだまし取る詐欺事件があったことが、北海道放送(HBC)で報じられた。いまをときめく人気アイドルを利用した詐欺事件に、ファンは騒然となっている。
「HBCによると、2025年5月末、函館市に住む50代女性に、Snow Manのスタッフを名乗るアカウントが、SNS上でダイレクトメッセージを送ってきたそうです。その内容は、連絡アプリ『LINE』で、目黒さんとやり取りができると誘うものでした。
LINEでやり取りをした女性は、『会いに行くのにお金が必要』、『テレビ通話をするのにお金が必要』などと言われ、Appleギフトカードを合計10回、総額約100万円分を購入。ギフト番号を伝えたことでだまし取られてしまいました。やり取りのなかではビデオ通話もしており、実際に目黒さんが話す映像や声が出ていたといい、手口は巧妙です」(芸能ジャーナリスト)
【関連記事:Snow Man ラウール、ドラマ出演が “目黒蓮の枠” にファン歓喜! “稼ぎ頭” の超多忙を心配していた「めめラウ」の絆】
その後、だまされたと気づいた女性は警察へ相談し、事件が発覚した。その内容に、ファンは騒然。Xには驚きを隠せない声が並ぶ。
《信じたの?めめがお金に困ってる?そんなはずないでしょ...》
《騙される人がいることに驚き》
《こんなんで名前が出るめめ可哀想やな》
何も関係のない目黒までとばっちりを食ってしまったことへの、同情まで集まっている。こういった、アイドルの名前を利用した詐欺は過去にもあったと、前出の芸能ジャーナリストは振り返る。
「2024年8月には、Hey !Say! JUMPの山田涼介さんを名乗る人物と、40代女性がSNSを通じてやり取りを続け、約38万円分の電子マネーの利用権をだまし取られたという事件がありました。きっかけは、TikTokで見つけた『Ryosuke Yamada』というアカウント。山田さんの写真があったことで、女性が本人だと思い込みフォローすると、相手からダイレクトメッセージが送られてきたといい、『ゲームやドラマの配信費用を支援してほしい』という要望に対応してしまったようです」
いまもなくならない、アイドルを利用した詐欺。なくならない理由として、SNSの不透明さがあげられると、前出・芸能ジャーナリストは指摘する。
「山田さん、目黒さんを利用した2つの詐欺に共通するのは、SNSで接点が生まれたという点です。実際に、SNSではアイドルの偽アカウントが続々と生まれており、6月上旬、Snow Manの佐久間大介さんも、自らのXで注意喚起をしたほど。ファン側から、どれが本物のアカウントなのかを見分けるのは非常に難しいものです。少なくとも公式サイトなどに表記がないアカウントは、すべて偽物だと考えることが妥当でしょう。さらにいえば、ファンはタレント側から直接、連絡が来ることは絶対にないと肝に銘じなければなりません」
タレントもファンも不幸になる詐欺が、これ以上、横行しないことを願いたい。