
タレントになろうと思ったきっかけは父親の存在が大きかったという(金谷千治)
捕手として実働19年で4球団を渡り歩いた仕事人・細川亨(45)。そのプレースタイルは、名将の故・野村克也氏からも高く評価されていた。現在はソフトバンクでコーチを務めるが、西武在籍時代に娘の愛倫が誕生した。
「生まれたときは、家が埼玉や東京だったんですけど、ソフトバンクに移籍したので、小学校から高校卒業までは福岡でした。そのため、博多弁のネーティブなんです(笑)」
西武、ソフトバンク時代のホームの試合には毎回足を運んでいたという。そして、父の職業が気になり始めた。
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「試合後、グラウンドに下りて父と遊んだりしていたんですが、ほかのお客さんたちは入れないから、それが特別なことだと感じて。これは父がプロ野球選手だからなんだって気づいたんです。幼いころは優しくキャッチボールしてくれました。2、3年前にやったときは、ちょっと強くて手が痛かったですけど(笑)」
珠算、書道、水泳、柔道、空手など、習い事が多かった子供時代。父の手作り料理が楽しみだった。
「ちょっと強面だけど家では優しくて、試合のない休みの日は朝ごはんを作ったり家事もするし、学校まで車で送ってくれることもありました。叱られたことはないけど、マナーと挨拶だけはしっかりするように教育されています。父の料理でいちばん好きなのはオムライスです。前日から鶏肉を煮込んだりして、本格的なんですよ」
タレントになろうと思ったキッカケは、父親の存在が大きかったという。
「球場でファンの方から応援されている父を見て、人を喜ばせて応援されるような存在に憧れ、タレントになろうと思いました。その前は、大病を患った母親を元気にしたいと、医師になるのが夢でした」
高校時代からタレントを目指すが、学校があるため福岡を離れられず、本格的に動き始めたのは大学進学で上京してからだった。
「父に相談したら、大変な世界だからと最初は反対されました。でも、事務所に所属して本格的に活動を始めてからは応援してもらっています」
今後は、体を張った仕事をやってみたいという。
「体力に自信があるので、『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系)やドッキリ系の番組などに挑戦してみたいし、走るのも得意なので、マラソン企画にも参加したいです。毎日パ・リーグの試合をすべてチェックするくらい野球も好きだから、野球に携わる仕事もやっていきたいです」
最近の楽しみはドライブ。そして、父親と一緒にやりたいことがあるそうだ。
「車の運転免許を取得したので、ドライブしてアウトレットにショッピングに行ったり、ゴルフに行くのが楽しみです。まだ父と一緒にゴルフをしたことがないので、今度一緒にコースをまわろうって話しているところです」
ほそかわあいりん
2004 年1 月15 日生まれ 福岡県出身 MBSラジオ『オレたちゴチャ・まぜっ!〜集まれヤンヤン〜立志篇』レギュラー出演中。早稲田大学在学
取材&文・石内雅也