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石橋貴明、ラジオ終了でレギュラー番組消滅…時代の変化で芸能界復帰には “高い高い壁”

2025年3月、MLB開幕戦を取材していたとんねるず・石橋貴明(写真・田中昭男)
6月29日、とんねるずの石橋貴明がパーソナリティーを務める『GATE7』(TBSラジオ)の最終回が放送された。2021年4月から始まった同番組だが、今回の最終回を迎えたことで、石橋の持つレギュラー番組はすべて終了した形となった。
「毎週、野球好きの石橋さんと、ゲストに招いた元プロ野球選手らが、国内外問わず野球界についての話題を繰り広げており、野球ファンから人気を集めていた番組でした。
しかし、今年の4月に石橋さんが食道がんを患ったことを発表し、芸能活動を休止したため、代打として元プロ野球選手の五十嵐亮太さんがMCを務めていました。最終回には、ゲストとして相方の木梨憲武さんが出演しました」(芸能プロ関係者)
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最終回では、石橋から届いたメッセージを五十嵐氏が代読。冒頭で「残念ながら本日で最終回となってしまいました。本来であれば、スタジオに直接、伺わせていただきたいところなんですけれども、私の体調の都合により、このような形になり申し訳ございません」と無念の思いを吐露。
さらに「そして現在、私の体調についてですが、まだ少し時間がかかりそうです。回復にむけて必要な治療のステップに時間を要しております。頑張って病気を治します。またどこかでお会いしましょう。魂」と病状についても明かし、治療に前向きな姿勢も綴っていた。
終了後のXには、リスナーからのコメントが多数届き、番組が終了することの無念さと、病気療養への応援の言葉が多く見られた。
《早く元気になって欲しい》
《仕方ないけど寂しいな…》
《ご無理なさらず、、お大事になさってください》
とんねるずを結成してから45年。労いの言葉が集まる背景には、「すさまじい人気のなかで活動を続けてきた、大きな功績があるだろう」と芸能記者が指摘する。
「『夕焼けニャンニャン』や『ねるとん紅鯨団』(フジテレビ系)など、人気番組への出演で若い世代から熱狂的な支持を集めました。さらに、いま日常で使っている『ツーショット』という言葉を広めるなど、社会に与えた影響力は非常に大きかったんです」
ただ、「今後、芸能界に復帰するのは難しい」という。この芸能記者が続ける。
「素人が悪ふざけしているような『素人芸』が魅力のとんねるずですが、コンプライアンスが厳しくなってきた昨今、その芸風が通用しなくなってきています。
4月には、中居正広さんによる女性トラブルのなかで石橋さんも関与していたという、セクハラ報道もありました。本人は謝罪したものの、いまだ嫌悪感を抱く世間の声も多い。時代に受け入れられるには変革が必要不可欠ですから、芸能界復帰には高い高い壁があるでしょう」
また石橋をメディアで見られる日はいつになるのか──。