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【今年も開催】日テレ『24時間テレビ』チャリティマラソン 元トレーナーが苦言「時期は選んだ方がいい」それでも変わらぬ事情とは

2024年のチャリティーマラソンでランナーを務めたやす子は、2025年の『24時間テレビ』出演も発表された
7月8日におこなわれたイベントに、『24時間テレビ』チャリティマラソンの“功労者”が登場。その切実すぎる提言が話題を呼んでいる。
「この日、マラソンプロデューサーの坂本雄次さんが、機能性表示食品『アクティブリッチ5』新製品発表会に出席しました。
坂本さんといえば、『24時間テレビ』の人気企画『チャリティマラソン』でトレーナーを務めてきた人物。今年走る予定のランナーは誰かと聞かれると、『知らない。去年で卒業しているので、今年のランナーは聞いていない』と答えました」(芸能記者)
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坂本さんは、1990年、ギリシャで開催された、約250kmを一昼夜半かけて走る「ウルトラマラソン」で、間寛平をサポートしたことでも知られている。
その縁がきっかけで、1992年に『24時間テレビ』で寛平が初代ランナーを務めた際にも坂本さんが帯同。以降、チャリティマラソンの“完走請負人”として長年にわたり番組を支えてきた。そんな“レジェンド”は、チャリティマラソンの開催時期についても苦言を呈した。
「イベントに同席した登山家の野口健氏から『五輪もそうだけど、もう時期を変えた方がいいですよね』と問いかけられると、坂本さんは『この場で話していいのか分からないけど』と前置きをした上で、『年々暑さが変わっているので、時期は選んだ方がいい』と、見直しについて提言しました。さらに坂本さんは『当時はそんなに暑くなかったけど、年々暑くなっていてヤバいですよ!』と強調。『寒暖計で40度は、路面温度50度を超える。おまけにアスファルトを走って反動が膝にくる』と、専門家の目線で危険性を指摘していました」(前出・芸能ジャーナリスト)
警告ともとれるアドバイスに対してはX上でも、
《そもそもが何故こんな無茶な企画なのか》
《極暑の中もうやらんでいい》
《酷暑酷くなる中やるのは拷問だろ》
《歩いてもゴール出来るよね?》
など、真夏の強行開催のリスクを心配する声や、距離や時間設定の“出来レース”を指摘する意見まで、さまざまな議論が巻き起こっているのだ。だが日テレ側にも“譲れない”事情がある。
「“24時間”を通して何か主軸になるものがないと、“番組らしくない”という、制作スタッフの“呪縛”があるでしょうね。冬に放送すればいいという指摘もあるでしょうが、やはり“夏の風物詩”としてこれまで築き上げてきたブランドを守りたいということでしょう。
昨年走った芸人のやす子さんの走行距離は81キロ。台風接近や熱中症のリスクも考慮したうえでの距離設定となったようですが、毎回ランナーは2日目のエンディング、番組の終わり間際に、ゴールするようになっています。
もちろんこれはマラソンスタッフと番組側との見事な“連携”があってこそ。いつ、どの地点を走り、何時に休憩ポイントに着くかはあらかじめ決められている。つまりランナーはそのタイムスケジュールに沿って走っているだけですから、すべては演出どおりです。とはいえ、こうした演出があるからこそ、“24時間テレビ”としての核ができるし、ピュアな視聴者も感動してくれるわけです。
2024年の募金額を考えるに、今年もほぼ同じような構成で作るのは間違いなさそうです」(前出・芸能プロ関係者)
とにかく無事に走り終えることを祈るばかり。