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タレント・アレン トランスジェンダー受け入れ女子大学に苦言「不安を助長する可能性」ネットでは賛否両論

タレントのアレン(写真・本人Instagramより)
7月7日に放送された『ABEMA Prime』に、タレントのアレンが登場。番組内では、福岡女子大学が2029年度入学から、トランスジェンダーの学生を受け入れることについて触れた。その際のアレンの発言がXで注目されている。
「女子リーダーの育成を目指す福岡女子大学は7月3日に公式ホームページで、2029年度入学から、男性として生まれ女性の心を持つトランスジェンダーの学生を受け入れることを発表しました。2022年5月から検討していたようで、2026年秋にも受け入れのガイドラインや出願資格審査手続きを公表する予定だとしています」(全国紙記者)
この件について、スタジオに登場したアレンは「多様性を武器に変な理想をぶつけてくる人がいる」と感想を吐露。「多様性はもちろんいいと思うが、女子大やセンシティブなところに、元々男性の方で体格差もある人が入ってくると、不安を助長する可能性もあるし、私は好ましくはないかなと個人的には思います」と私見を述べた。
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さらに、「女性でも男性でも、トランスジェンダーでも、特別視しなくていい」「世界中でLGBTQの人が、『我々の権利が』と言いながらパレードをしているが、あれが余計に特別視される機会を作っている」と、苦言を呈したのだ。
この問題については、世間からさまざまな声が上がっており、Xでも賛否両論が集まっている。
《単純に怖いです》
《本当にどうしたらいいんだろうね》
性の多様性への理解は着実に進む一方、現実には施設利用などをめぐりしばしば葛藤が生じている。
「2023年4月には、新宿に新たに建設された複合施設『東急歌舞伎町タワー』にジェンダーレストイレが設置されました。これは、国連の持続可能な開発目標(SDGs)の一つである“誰一人取り残さない”という理念に基づく試みでした。しかし、性別問わず利用できてしまうことや、完全個室で隙間がない設計となっていることもあり、性犯罪のリスクを指摘され批判が殺到。わずか4カ月後の同年8月には廃止が決定しました」
さらに、2025年4月に開幕した『大阪・関西万博』でも、“オールジェンダートイレ”が設置された。会場内に設けられた46カ所のトイレのうち18カ所、計112台設置されたが、「怖くて使えない」などという声が出ていた。
「福岡女子大学は、『志あるすべての女性に本学固有の学びへの扉を等しく開いていくことは、一つの使命である』という考えのもと、今回の決断に至ったといいます。しかし、この大学は1年生は全寮制となっていて、今後、寮の環境整備を進めなくてはならないなど課題も残っています。受け入れ態勢がまだまだ十分ではないなかでの発表には、強い不安が残るのは当然でしょう。一方で、実際に受け入れが始まれば“たいしたことなかった”という感想も出るかもしれません。今後も社会的に議論してゆく必要があるでしょう。アレンさんに限らず様々な立場の当事者が意見を表明できるといいのですが」(前出・全国紙記者)
万人を包摂する社会の実現をめぐって、議論はまだまだ続きそうだ。