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【インタビュー】畑芽育、ホラー映画でヒロイン熱演…思い出す「貞子みたいな幽霊を見たことが」血も凍るリアルな記憶

4歳ごろからキッズモデルをしていた畑芽育
1歳で芸能界デビューし、23歳にして芸歴22年、ドラマに映画に引っ張りだこの女優・畑芽育には、仕事を頑張るために大切なものがふたつあるという。
「ひとつめはピリ辛の食べ物です! 辛い食べ物が大好きで、どんな食べ物でもピリ辛にしたくなってしまうので、常に持ち歩いています」
と、バッグから取り出したのは、韓国料理に欠かせないコチュジャンと、唐辛子のなかでも特に辛みが強いという島唐辛子と島ハバネロのミックスパウダー。
「これさえあれば、いつでも元気いっぱいで頑張れます」
もうひとつの大切なものは睡眠。
「たくさん寝て、体力をチャージしています」
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理想の睡眠時間は?
「できれば15時間くらい眠りたいですね。実際、お休みの日はそれくらい寝ていますし、そうすると起きたときにすごく調子がよくて、幸せを感じます」
ちなみに、昨夜はどのくらい寝ることができた?
「8時間くらい寝られましたが、私にとっては足りないので、今日は帰ってからしっかり寝ます!」
と言いながらも、カメラの前ではさまざまな表情を見せてくれた畑の最新作は、映画『事故物件ゾク 恐い間取り』。
“事故物件住みます芸人” 松原タニシの実体験をベースにしたホラー映画『事故物件 恐い間取り』の第2弾で、畑はSnow Manの渡辺翔太が演じる主人公・桑田ヤヒロと惹かれ合う新人俳優・春原花鈴を演じている。
緊迫したシーンが続く作品だけに、ストレスが溜まって睡眠不足になり、ピリ辛を大量摂取したのでは……?
「作品の恐いイメージとは裏腹に、撮影はとても和やかで、恐いシーンも楽しみながら撮影できました。日々順調に撮影が進んで、毎日早く帰ることができたので、睡眠時間もかなり確保できましたし、ピリ辛も通常の量で美味しくいただきました」
渡辺との初共演は?
「ものすごくお忙しいなかでの撮影だったと思いますが、現場で台本を開いているところを一度も見かけなかったです。それなのに台詞が完璧。ステキなヤヒロさんを演じてくださいました」
渡辺が演じるヤヒロは、タレントを目指して自殺や孤独死、他殺などがあった “事故物件” に住み、さまざまな恐怖体験をする。
そして畑が演じる花鈴もまた、血も凍るような体験をすることになるのだが……。
「じつはわたし自身、3歳くらいのときに(『リング』シリーズの)貞子みたいな幽霊を見たことがあります」
と、衝撃の告白。
「母からは『夢を見たのよ』と言われますが、夢とは思えないくらいリアルな記憶なので、今でも本当のことだと思っています」
幼少期の記憶が鮮明にあるという彼女だが、芸能活動の記憶は何歳くらいからあるのだろうか?
「キッズモデルをしていた4、5歳くらいでしょうか。スタジオでスチール写真を撮られていたことを、なんとなく覚えています」
初めて演技の仕事をしたのは小学2年生のとき。子役として活動していたが、中学生で本格的な演技のレッスンを受けて、女優という仕事に本当の意味でやりがいを感じたという。
「それでも中学生のころは、お芝居以外にもさまざまなことに興味を持っていました。ダンスをもっと練習してダンサーとしても活動したいとか、韓国のカルチャーやエンタメが好きだったので、外国語を勉強したいとか、その時々でいろいろなことに挑戦したい気持ちが強かったです」
それでも女優をやりたいと思ったのは?
「たくさんのことに興味を持つ自分がお芝居を続けてこられたのは、いちばん自分に合っている場所、いちばん輝ける場所だと感じたからです」
最後に、少し前から一人暮らしを始めたという彼女に、 “恐い間取り” ならぬ “理想の間取り” を聞いてみた。
「辛くて美味しいものを作って食べるダイニングキッチンと、ぐっすり眠れる寝室さえあれば、ほかにこだわりはありません」
はためい
2002年4月10日生まれ 東京都出身 1歳から芸能活動を始め、キッズモデルや子供向け番組などに出演。女優としてのおもな出演作は、『99.9-刑事専門弁護士-』シリーズ、大河ドラマ『青天を衝け』、ドラマ『若草物語−恋する姉妹と恋せぬ私−』『天久鷹央の推理カルテ』、映画『うちの弟どもがすみません』『君がトクベツ』など
※映画『事故物件ゾク 恐い間取り』は7月25日(金)から全国公開。実話に基づいたホラー映画シリーズ最新作。出演・渡辺翔太(Snow Man)、畑芽育、山田真歩、じろう(シソンヌ)、加藤諒、滝藤賢一、吉田鋼太郎ほか
写真・中村 功
取材&文・工藤菊香
スタイリスト・平田雅子
ヘアメイク・AIKO TOKASHIKI