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朝ドラ『あんぱん』に立ちはだかる “意外な敵”…最高視聴率マーク直後に「急降下」の理由は

朝ドラ『あんぱん』で主演を務める今田美桜
今田美桜主演のNHK連続テレビ小説『あんぱん』の視聴率がこのところ落ち込んでいる。
7月16日放送の第78話の視聴率は14.8%(ビデオリサーチ調べ、世帯平均、関東地区、以下同)で、6月2日以来の14%台を記録した。視聴率が低いのはこの日だけではない。7月7日からの第15週、そして7月14日からの第16週も低い状態が続いている。好調といわれてきた『あんぱん』だが、いったい何が?
実際、『あんぱん』は好調で、視聴率もどんどん上昇を続けていた。第12週(6月16日~)の週平均は16.0%で、初めて16%台を記録。第13週(6月23日~)は16.2%、第14週(6月30日~)は16.9%で、17%台が目前に。
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7月2日放送の第68話は17.8%で、同番組の最高視聴率を記録した。しかし、その翌週の第15週の週平均は16.1%と急降下。第16週に入るとさらに下がって、7月16日までの平均は15.5%になっている。
その原因は、「直前の番組」だという。
「NHK総合では、『NHKニュース おはよう日本』が午前8時まで放送され、朝ドラに切り替わるのが基本です。しかし、参院選の期間になると、朝ドラの前に政見放送が入るようになってしまったのです。
NHKでは、7月8日以降、朝7時30分から政見放送が放送されています。『あんぱん』の視聴率は7月7日が17.0%。しかし、直前に政見放送をやるようになった7月8日からは、16.5%、16.4%、15.0%と下がってしまったのです。
実際に、リアルタイムで各局の視聴率の変化がグラフでわかる『ティーバルナウ』というサイトで確認したのですが、『おはよう日本』から政見放送に変わると、視聴率は一気に半分ほどにまで下がります。
習慣的に『おはよう日本』からそのまま朝ドラを観る視聴者も多いはずですが、政見放送で多くの視聴者がチャンネルを変えてしまった影響が、朝ドラの視聴率に現れているものとみられます」(テレビウォッチャー)
NHK総合の番組表では、朝7時台の政見放送は7月17日まで。7月18日からは以前のように8時まで『おはよう日本』が放送されることになる。
7月21日からの第17週は、ヒロインのぶ(今田)が東京へ向かい、新たな展開を迎える『あんぱん』。選挙が終わって、再び勢いを取り戻せるか?