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IMALU、選択的夫婦別姓に言及「兄は3回名字が変わっている」…“家族の一体感“語り議論紛糾

7月15日深夜に放送された『上田と女がDEEPに吠える夜』(日本テレビ系)で、参院選の争点のひとつでもある「選択的夫婦別姓」についての議論が展開された。その中で、明石家さんまと大竹しのぶの娘であるIMALUの発言が、話題となっている。
「番組に出演した三輪記子弁護士は、1970年代以降に、諸外国では夫婦別姓が根付いてきたため、今では日本だけが夫婦同姓を強制している国だと説明しました。
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そんななか、『今はパートナーはいるんですけど、結婚はしていない。まあ、事実婚に近いのかな』というIMALUさんは『私自身は、自分の名字にそこまでこだわりを持って守りたいわけではないので、別に向こうの名字になってもいい、っていうスタンスではある』とした上で、『何がめんどくさいって、(名義変更の)手続きがめんどくさそうだなっていうので、今は法律婚をしなくてもいいのかなって感じですかね』と語りました」(芸能記者)
その後も番組内で賛成派、反対派の意見が紹介されながら、様々な議論が交わされていくなか、反対派の意見としてあがっていた「家族の一体感がなくなる」という声について、IMALUは、
「『家族の一体感がなくなる』って、反対意見で確かによく聞くんですけど、私自身も両親離婚してますし、母も2回結婚しているんで。兄なんかは名字が3回変わっている。だからといって、家族に一体感がないかというと別にそんなことないし。名字が変わったことによって仲が悪くなるとか、家族感がなくなるみたいなのは私は感じないので。家族の一体感って名前で出るかな? っていう(笑)」
と私見を披露した。しかし、このIMALUの意見に対して、X上では、
《ほんとにこれだよ。苗字が一緒でも一体感なんて皆無な家庭もあるよ》
《今の多様な家族のあり方と、古い考えで夫婦を同一姓に保とうとする考え方が合わない。選べるようにするのが1番だよ》
と賛同する声があがる一方で、
《一体感って…そう言う問題と少し違う。IMALUさんが思っているより事は重大なのです》
《選択的夫婦別姓は日本の戸籍制度を崩壊させるためのものそこまで先を見通しているかどうかで賛否が分かれる》
《感情論じゃなく、今なぜ夫婦別姓に反対かは、システムの問題》
など、「問題はそこじゃない」という指摘も殺到している。社会部記者が語る。
「選択的夫婦別姓についての各党のスタンスを見てみると、公約として、明確に導入に反対しているのは参政党、日本保守党などです。多くの党では、肯定的なスタンスで、徐々に実現に向けて進んでいるという状況ですね。とはいえ、なぜこれほど遅れているのかといえば、やはり保守派を中心にかなり強い抵抗感があるからです。
同番組で三輪記子弁護士が『選択的夫婦別姓制度を導入することによって、戸籍制度が破綻するという人がいるが、それはデマであり、夫婦別姓になっても戸籍制度は維持される』と語っていますが、夫婦別姓が戸籍制度を“破壊する”という認識がいまだに残っているようですね。いずれにせよ、導入するには多くの人に理解してもらうために幅広い議論が必要でしょう。
ただ、IMALUさんの両親は明石家さんまさんと大竹しのぶさんです。言わずと知れた芸能界のサラブレッドですから、IMALUさんの“家族感覚”はまた特殊かもしれませんね」
夫婦別姓をめぐる議論はまだまだ続きそうだ――。