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遠野なぎこさん死去 専門家が指摘する“事故の原因”うつ病告白も「愛猫のため」生きる決意つづるなかでの悲劇

遠野なぎこさん(写真・本人Instagramより)
《このたび、遠野なぎこ(享年45歳)が永眠いたしましたことをご報告申し上げます。故人の名誉のため、死因についてもご説明申し上げます。現在、警察の見解によりますと、事故によるものであり、自死ではございません》
遠野なぎこさんの自宅から身元不明の遺体が発見された報道から約2週間、遠野さんのブログで、親族が彼女の死去を公表した。
「死後、数日が経っており、暑さからか遺体が腐乱していたため、身元の判別が難しかったようです。警察はDNA鑑定で身元の特定を進め、鑑定結果が出るには数日かかるといわれていました。しかし、遺体発見から2週間近く経っても結果は公表されず、遠野さんの安否は宙に浮いたままでした」(社会部記者)
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遠野さんの親族は事故であったことを強調しているが、愛猫と暮らす自宅で、いったい何が起きていたのか。犯罪ジャーナリストの小川泰平氏は「事故なのか自死なのか、判断が難しい場合がある」と話す。
「たとえば、薬の量を間違えて飲んでしまって亡くなった場合など、それは事故なのか、それともあえて大量の薬を飲んだのか、判断が難しいんです。しかし、警察が自死ではなく事故だとご遺族に話したことから、薬の量を間違えたなどではないと思われます。
遺族の方が事故とおっしゃっている以上、さまざまな可能性が考えられます。たとえば、室内で転倒など、または、持病である摂食障害などで飢餓状態になること、さらには、精神的な病からアルコールを過剰摂取して亡くなる自然死に近い状態も、ご遺族がおっしゃる事故に近い状態だと思います。いずれにしても、事件や自死ではないということを強調されています」
「遠野さんは6月26日には、うつ病であることを明かしていましたが、訪問看護を契約して、前向きな言葉をブログにつづっていました。2024年4月から一緒に暮らしている愛猫のラグドール『愁くん』のため、懸命に生きようとしていたからです。愁くんは無事に保護されていたことが報じられましたが、遠野さんのファンをはじめ、関係者は悲痛な思いを抱えていることは間違いありません。
親族とは絶縁したと明かしていた遠野さんですが、更新されたブログでは、遠野さんに対し《私たち親族一同、深く尊敬し、心から誇りに思っております》と締めくくられています。生前の遠野さんの活躍を、親族は陰ながら見守っていたのではないでしょうか」(芸能ジャーナリスト)
家族もファンも、もっと活躍する姿が見たかった――。