「うらやましい？」「元気出して」TBSアナ『Nスタ』でのバレーボール元日本代表主将への“失礼質問”にファン怒り

 

　7月17日放送の『Nスタ』（TBS系）でおこなわれた、TBS・井上貴博アナの“失礼質問”が波紋を呼んでいる。

 

　この日は番組終わりの19時から、バレーボールネーションズリーグの生中継がおこなわれることになっていた。そこで『Nスタ』ではエンディング間際、試合会場となる千葉ポートアリーナにいるTBS・御手洗菜々アナ、そして元日本代表キャプテン・柳田将洋と中継をつなぎ、クロストークをしていた。

 

「残り1分になった際、時間が少し余ったのか、双方とも言葉をつなごうとしたのでしょう。そこで井上アナは柳田さんに、『柳田さんからご覧になって今のチームというのは、うらやましいくらいなんですか』と尋ねたのです。

 

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　そもそも、現在柳田さんはネーションズリーグの代表選手から外れ、またキャプテンのバトンも石川祐希選手に託しています。さらに、男子バレーは以前と比べて好調で、同大会も3大会連続メダルを狙えるという状況です。井上アナとしては、柳田さんがキャプテンを務めていた男子バレー時代と比較して、どう思うのか問いかけたのでしょうね」（スポーツ紙記者）

 

　これに対して柳田は一切不快な態度を見せず、

 

「どうしても思いますよね。今の注目度というのは。世界から注目されているので」と返答。すると同じくスタジオにいた出水麻衣アナが、

 

「（このネーションズリーグの）コート上にいたかったなぁ……なんていう思いも沸きあがるくらいの盛り上がりということですね？」

 

　と続けた。柳田も「憧れの場所になってますよね」と答えると、最後に井上アナは「元気出してください」とエールを送り、番組は終了。ネーションズリーグの中継がこの後始まった。

 

　だが、柳田キャプテン時代の盛り上がりを知る熱心なバレーファンから、こんな声が続出した。

 

《あまりに配慮に欠けてて酷いよ…》

 

《柳田さんに言ったコメント 失礼すぎませんか》

 

《不愉快すぎる》

 

《Nスタは金輪際見ない》

 

《アナウンサーって言葉を扱うプロのはずなのになんでそんなこと言えるの？「（コート立てなくても）元気出してください?」本当にありえない》

 

　など怒り、やるせなさといったコメントが相次いだのだ。先のスポーツ紙記者が井上アナについて語る。

 

「井上アナは、もともとタッグを組んでいたホラン千秋さんの影に隠れて、意外と口を滑らせることがありました。今回はそれが出てしまいましたね。終わり間際で気が緩んだようで口が滑ったのでしょう。柳田さんが大人な対応をとったのがまだ救いでした」

 

　柳田時代についてもこう振り語る。

 

「確かに柳田さん時代の男子バレーは、たとえばネーションズリーグで12位。アジア競技大会で5位など、思うようにいかない時期もありましたが、バレーファンは勝敗よりも柳田さんのキャプテンシーや精神的支柱としての存在感に魅力を感じていました。また、彼は何より、東京グレートベアーズの現役選手。場所は違えど同じコートで今も戦う現役アスリートに対し、『うらやましい？』『元気出して』は、あまりにも無神経すぎました」

 

　井上アナは言葉のプロとして今一度、原点を見直すべきかもしれない。