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フジテレビ 『鬼滅の刃』を東京MXから“横取り”で大成功…新作映画が史上最高ヒットで新社長も高笑い

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記事投稿日:2025.07.23 17:12 最終更新日:2025.07.23 18:43
出典元: SmartFLASH
著者: 『FLASH』編集部
フジテレビ 『鬼滅の刃』を東京MXから“横取り”で大成功…新作映画が史上最高ヒットで新社長も高笑い

大ヒット中の『鬼滅の刃』新作映画(写真・公式Xより)

 

 7月23日、3連休を含む7月18日から7月20日までの全国映画動員ランキングが発表。18日から公開が開始された『劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座(あかざ)再来』がすさまじい数字を叩き出した。

 

「初日の18日だけで、観客動員数115万5637人、興行収入16億4605万4200円を記録しました。もちろん歴代No.1で、最終興収404億3000万円となった、前作『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』の初日動員の約91万人をあっさり更新しました」(芸能記者)

 

 祝日を含めた公開4日間の成績は、動員516万4348人で興収73億1584万6800円という歴代最高の数字を叩き出した。3連休中日の7月20日、1日だけの数字でも興行収入は20億3782万円、観客動員数は142万1804人を記録。今後、どんな数字を記録するのか恐ろしくなるほど、日本中で“鬼滅映画”が鑑賞されることになるだろう。

 

 

「現在、『鬼滅の刃』のTVシリーズを手掛けているフジテレビもウハウハですよね。じつはアニメの第一期である『竈門炭治郎 立志編』は、東京MXテレビでの放送でした。東京MXは全国キー局ではないので、アニメ放送に“局印税”という費用がかかりません。“局印税”とは、テレビ局がアニメを放送することで『放送自体がアニメの宣伝になる』という理屈で、テレビ局がアニメの制作委員会に請求する費用のことです。これがないので、製作委員会側からすれば安くすむわけです。

 

 そうした利害関係から最初はMXでの放送だったんですが、『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』の大ヒットで作品が化けた。東京MXはCM提供費を負担してもらう方式で放送しているため、製作委員会が他局で放送することを制限できないんです。ここでフジテレビが鬼滅の製作委員会と制作協力を結び、無限列車編の再編集版を放送し、第一期も再放送。そのままタッグを組んで鬼滅はフジでの放送が続いているわけです。まさに“横取り”したわけですが、これが大正解だったわけですね」(アニメ誌関係者)

 

 今回公開されたのは、『第一章 猗窩座再来』。無限城編は全三章であり、この大ヒットは、少なくともあと2本あるわけだ。大赤字に転落しているフジテレビにとって、この売上は果てしなく大きい。

 

「現在のフジテレビ社長である清水賢治社長はアニメの編成出身で、企画・プロデュースした作品は『キテレツ大百科』や『ゲゲゲの鬼太郎』『ちびまる子ちゃん』など子供向けのほのぼの路線。『ドラゴンボール』や『HUNTER×HUNTER』などの人気作も手掛けています。当然『鬼滅』の現場にもかつての部下が数多くいるでしょうから、この路線を継続させていくのは間違いないでしょう」(前出・関係者)

 

 X上でも

 

《フジテレビが持ち、文春が開けたパンドラの箱の底には鬼滅の刃というお宝が眠ってたのよ。ここまでヒットしてくれれば まさに希望》

 

《フジテレビ問題での「メリット」は鬼滅の刃に限らず自社の映画の告知をこれでもかとできたことかもしれない》

 

 などの声が多数書き込まれている。

 

中居正広さんと女性アナウンサーによるトラブルに端を発した一連のフジテレビ問題ですが、その影響で今でもCMが少なく、逆に編成はかなり自由にできるようになっています。『鬼滅の刃』シリーズは映画公開前の6月28日から7月17日にかけ、無限列車編から柱稽古編までの物語を一挙全七夜特別放送なんていう宣伝丸出しの特別編成も可能になりました。確実に今回の大ヒットの後押しになっているでしょう。劇場3部作が完結するまでは、果てしなく擦り続けるでしょうね」(前出・関係者)

 

 フジにとっては救世主となる“鬼滅バブル”が始まった。

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