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映画『鬼滅の刃』歴史的大ヒットも…無関心層から吹き出る「キメハラ」再びの不安

『鬼滅の刃』が大ヒットしている。
7月18日公開の『劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来』は、公開初日だけで観客動員115万人超、興行収入16億4600万円超で、初日成績では歴代1位。20日までの4日間で、動員516万人超、興収73億円超という、すさまじい数字を記録している。
話題の映画『国宝』は、公開から46日間で動員486万人、興収68.5億円というから、比べようもないすごさだ。
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「『鬼滅の刃』は、2019年4月からTOKYO MXなどで放送されたアニメで人気に火がつき、2020年公開の『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』でピークを迎えました。
その人気はまさに社会現象といえるものでしたが、ブームは終わったとも考えられていました。しかし、新しい劇場版が公開されるやこの大ヒットですから、これは一過性のブームではなく、すでに “文化” になりつつあるともいえそうです」(芸能記者)
まさに「猫も杓子も」といった様子だが、Xではこのような声も……。
《世間が鬼滅で湧いてる中、一度も観たことなくて肩身狭いww》
など、まだ見たことがない、興味ないといった人も多く、「肩身が狭い」思いをしている人も少なくないようだ。さらには、
《鬼滅の劇場版公開されて、また鬼滅ハラスメント起こるのかなw》
《母も職場で鬼滅ハラスメントにあったとキレてた。私もそれでアンチになったよ。。》
《キメハラの地獄がまた始まる…押し付けはマジうざい!》
という、悲鳴にも似た声まで。
「『鬼滅ハラスメント』『キメハラ』という言葉が生まれたのは、2020年のブーム真っ只中。『まだ見てないの?』『見ようよ』という押しつけ行為や、見ていないことを否定する行為、また『興味がない、おもしろくない』などと言えない雰囲気などが『キメハラ』とされ、話題になりました。
今回も再び社会現象となっていますから、『キメハラ』があちらこちらで発生しているのでは」(同)
社会現象とはいえ、もちろん興味がない人も多い。同様に、いくら人気が高い大谷翔平でも、「大谷ハラスメント」という言葉がある。好みの押しつけは逆に嫌悪を生むことを忘れずに。