
快進撃を続けるMrs. GREEN APPLE
《ミセスの大森さんだったの???》
視聴者から驚きの声があがったのは、8月4日放送の連続テレビ小説『あんぱん』。3人組ロックバンドの「ミセス」ことMrs. GREEN APPLEのボーカル・大森元貴が、おしゃべり好きの学生いせたくや役で登場したシーンだ。制服姿で登場した彼の姿に、ネットはざわついた。
「シャープな顔回りから印象が変わり、かなりふっくらとしていましたね。X上では《ミセスの時と雰囲気違う》《全く分からなかった》と、多くの視聴者が驚いています」
“激太り” の理由について、タイミングがタイミングだけに、「もしや……」と勘繰る人もいるかもしれない。
「というのも、大森さんはほんの1週間前、大炎上しましたからね。7月26・27日に横浜・山下ふ頭で開催されたミセスの10周年記念ライブの騒音トラブルです。
同ライブの音漏れは、横浜市だけでなく川崎や蒲田にまで届き、《ミセス騒音》がXでトレンド入りしました。初日から苦情が多数あがっていたにもかかわらず、2日めも予定どおり強行開催されたことでさらに批判の声が出ました。
事後の謝罪文にも《風向きで広がった》などと書かれていたことで “言い訳” と受け取られる結果に。『やったもん勝ち』との批判が相次ぎました。ストレスで激太りした可能性を考える人も出そうです」(芸能記者)
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だが、じつはこの “ふっくら顔” は、騒音トラブルとは真逆の “プロ意識” から生まれたもののようだ。芸能プロ関係者がこう明かす。
「大森さんはこの役にあたって、体重を3~5kg増やしたそうですよ。大森さんが演じるいせたくやは、『手のひらを太陽に』などを手がけ、生涯で1万5000曲以上残した作曲家・いずみたくさんがモデルです。
戦後の日本に希望を届けたような存在だったからこそ、大森さんも、生命力や明るさを伝えるには、シャープな印象よりも、あえてふっくら見せるほうが効果的だと考えたようです」
さらにこの関係者は、大森の役作りへの意識についても明かす。
「Mrs. GREEN APPLEのビジュアル監修は大森さんが担っています。そんな彼が、今回のために長かった襟足をバッサリ切り、髪色も黒に戻したんです。すべて、朝ドラのために逆算した準備だったと聞いています」
そんな姿勢をあとで知った視聴者からは、徹底したプロ意識に驚く声も。Xでは、
《朝ドラの役作りだったのか…!》
《大森さん最近太ったように見えたのはそういうことね》
と納得の声が続出している。今年は映画『#真相をお話しします』で菊池風磨とW主演を務め、演技の幅を広げた大森。批判の渦中でも貫いた “役への覚悟” が、逆風を跳ね返す力になったようだ。