エンタメ・アイドル
フルーツポンチ村上の「感情移入型」ドラマ解説に注目「出てくる全員が好きになってしまった」

フルーツポンチ村上
8月7日配信の「J:COM公式YouTubeチャンネル」に、ドラマ大好き芸人が集う「よしもとドラマ部」のメンバーとして、フルーツポンチ・村上健志さんが出演。バカリズムの脚本作品について熱く語っていました。
バカリズム作品の雑談の会話劇に出てくる「あるある」について、村上さんは、
「ホント(俳優さんが)自然にしゃべられてて笑っちゃうけど、聞いてたら、あるある、こういう会話って思うけど、実はギリギリセンスのいい面白さで。バカリズムさんが脚本にしたから俺らもあれを『ある』って勘違いしてるけど、本来はあそこまでの視点にたどり着いてないんだけど。バカリズムさんが脚本にしてくれたから『あるある』になった。本編のストーリーだけじゃなくて、ちりばめられた雑談のなかにもバカリズム感が入っているからすごいなと思って」
【関連記事:ゆうちゃみも絶賛、千鳥・大悟「モテ男」ぶりの理由は先輩も虜にする「コミュニケーション能力」】
と、バカリズムさんの脚本能力の高さについて解説していました。
おすすめのドラマを紹介するWebマガジン「J:magazine!」では、バカリズムさんが脚本を担当したドラマ『ホットスポット』(日本テレビ)の出演俳優について綴っています。
《宇宙人というSFがテーマでありながら、ずっと聞いていたくなる日常の会話に引き込まれ、出てくる人全員のことが好きになっていました》
そのうえで《俳優の皆さんに賛辞を送りたくて、ついつい名前を書きたくなってしまうのです。表情が、間が、演技が、とかも当然そうなんですが、そういう解説を超えて、中学生の時に、片思いしている好きな子の名前をノートにただただ書き連ねたように、名前を連ねたくなるのです》と、出演俳優の名前を書き連ね、愛情を爆発させていました。
筆者は以前、連続テレビ小説(朝ドラ)の魅力について、村上さんにお話を伺っています。朝ドラのヒロインに必要な条件とはどのようなものでしょう。
「ドラマを見ているうちにどんどんかわいく見えてくる子です。『半分青い』(NHK)の、当時18歳の永野芽衣ちゃんが最後は50歳ぐらいの役をやってました。でも、もう永野芽衣ちゃんを好きになっているので、最後のほうは内面しか見てなくて、50歳なのにシワがないとかの外側の見た目は気にならなかったです」
『あさが来た』のヒロイン・波留さんについても語ってくれました。
「波留さんて、この作品まではクールな役が多かったと思うんですよ。『あさが来た』は元気な役だからどうなのかなと思ったら、むちゃくちゃよくて。『元気が似合う人だったんかい!』と思いました。明るくて、ひょうきんでコメディぽいのがあうんだと。
それで波留さんがめちゃくちゃ好きになりました。途中からきれいとかかわいいとかの感覚がなくなってくるんですよ。ただ元気で『びっくりぽんや!』という口癖も、人によっては寒くなるけど、自然に使えてて、それがすごくよかったです」
『ホットスポット』や『朝ドラ』について語っていた村上さん。村上さんのドラマ解説で共通して言えるのは「出てくる全員のことが好きになってしまいました」と、出演俳優を好きになっているところです。ここまでドラマの役柄を好きになり、激しく感情移入してドラマを解説する人は今までいなかったのではないでしょうか。これからも村上さんの「感情移入型」ドラマ解説に注目です。