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【ウザいCM 1万5000人に大調査】広瀬すずや今田美桜でも拒否反応…「圧の強さ」と「しつこいリピート」にマイナス評価続々

7月、サマージャンボ宝くじの発売イベントに登場した今田美桜と成田凌。今田はNHK朝ドラ『あんぱん』に出演中
「時代を映す鏡」ともいわれるテレビコマーシャル。商品を紹介するだけでなく、世相を反映したCMからは数多くの流行語やヒットソングが生まれ、それを契機に人気者になったタレントも少なくない。
大手広告代理店は、CMに対する視聴者の意識調査を定期的に実施しているというが、今回本誌は、直近におこなわれたアンケートの結果を入手した。
「インターネットの普及により『テレビ離れ』といわれて久しいものの、いまだにテレビCMの影響力は大きいものがあります」
と語るのは、調査を担当した大手広告代理店の担当者だ。
「この調査は今年7月に、全国の視聴者1万5000人を対象におこなわれたものです。好きなCMと嫌いなCMを挙げてもらい、それぞれその理由を聞いています。老若男女問わず幅広い世代から調査しており、まさに『国民の声』といえるものでしょう」(同前)
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■突然の大音量は不快極まりない
時代を映すCMーー2025年の国民の声は? では、「嫌いなCM」を見ていこう。1位は、高畑充希(33)が出演する「めちゃコミック」。
いまや、本も漫画もスマホで読む時代。国内最大級の電子書籍・漫画ストアのCMで、出稿数も多いのだが……。
「高畑さんが口ずさむ『ロマンスが〜』って声がかすれていて聞き苦しい」
「夜中に何度もこのCMが流れていて、歌声が脳裏から離れなくて眠れない」
高畑が、ゲスの極み乙女の『ロマンスがありあまる』をさまざまなシチュエーションで口ずさむものだが、その歌声に対するネガティブな意見が多数。しかも出稿数が多いだけに、不快感が増すという悪循環を招いているようだ。
2位は村上信五(43)の「bitbank」。暗号資産(仮想通貨)取引所のCMで、4月から村上が出演している。
「テレビのボリュームが壊れたかと思うくらいうるさい」
「突然の大音量は不快極まりないです」
「ただでさえ仮想通貨は信用性に疑いがあるのに、CMが全力過ぎて引く」
1990年代にヒットした『Gonna Make You Sweat(Everybody Dance Now)』の替え歌だが、その音量と圧力が不興を買っている。
3位はバッテリィズの「カップヌードル『叫ぶおじさん篇』」。人気漫才コンビが出演し、3月から放送されている。
「いったい何を言わんとしているのか、さっぱりわからん」
「CMだからと、作り手のわがままで世に出していいの?」
以前から日清食品のCMにはシュールなものが多いが、この作品は特に視聴者を困惑させているようだ。まさかそれが狙いなのか?
4位は、広瀬すず(27)、伊藤沙莉(31)らが出演する「ザ・プレミアム・モルツ」。アニメ『ちびまる子ちゃん』の20年後の世界を実写で描く「プレモル子ちゃん」シリーズだ。
「原作を冒涜している。ちっともリアリティがないし、ファンタジーでもない」
「そもそも、まる子=広瀬すずはないよね?」
ただでさえ批判されることが多い、漫画やアニメの実写化。配役、設定に無理があるとの声が多い。
5位は、今田美桜(28)出演の「楽天モバイル」。
「いきなり、『楽天モバーイル!』と絶叫するのはやめてほしい」
「今田さんは好きだけど、乗り換える気にはならない。だって『つながらない』から」
強烈な声や派手な演出で、以前から不快感を訴える声が多い。加えて「繋がりにくい」という印象から、拒否反応を示す意見もある。
6位は、元横綱・貴乃花光司(53)の「ふるなび」。
「演出が『うまくできない』のを狙っている。かつての大横綱が何をやっているのか」
「部屋やたくさんの弟子たちを投げ出しておいて、貴乃花はこれが本当にやりたかったことなのか?」
演出方法だけでなく、貴乃花個人への批判の声が多数。
7位は、名物社長・石田重廣氏(67)と歌手・保科有里(63)コンビで有名な「夢グループ」。
「この時代、こんなCMで買う人がいるのか疑問」
「社長と愛人感満載のベタな感じが苦手」
意外なのは「嫌いなCM」の上位に、高畑や広瀬、今田のような好感度の高いタレントの出演作があることだ。
「『プレモル』に関しては、ある意味 “挑戦作” なんです。アニメなどの実写化は、たびたび炎上する高リスクの案件です。ただ、それでも高評価を受けることもあり、それはやってみないとわかりませんからね」
そう説明するのは、CM制作に関わる広告代理店のディレクターだ。
「嫌われやすいCMの共通点は、『bitbank』や『楽天モバイル』のように、音が大きく圧が強いもの。あと、何度も台詞を繰り返すのも嫌われる傾向にあります。ただ、制作側としては『印象に残ればOK』『話題になってなんぼ』という、炎上商法のような意図がないわけではありません。そうであれば、これらのCMは失敗や間違いではないんですよ」(同前)