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松本潤『19番目のカルテ』視聴率急落で最終回へ…二宮和也『ブラックペアン2』と明暗分かれた嵐メンバー“医療ドラマ対決”

9月7日、松本潤主演の『19番目のカルテ』(TBS系)が最終回を迎える。だがクライマックス直前の回で、視聴率に急ブレーキがかかったことが報じられた。松本と同じ日曜劇場の枠で2024年、同じく医療ドラマ『ブラックペアン シーズン2』の主演を務めたのが、二宮和也だ。「嵐」メンバー同士の、医療ドラマ対決の結末やいかにーー。
芸能記者が語る。
「8月31日に放送された『19番目のカルテ』第7話の世帯平均視聴率が7.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区。以下同)だったことがわかりました。9.6%だった第6話から1.7ポイントの大幅ダウンで、同作の最低視聴率を記録しました。ドラマの視聴率推移は下降一直線で、第1話と第2話は11%台でしたが、第3話・第4話は10%台に、そして第5話・第6話は9%台でした。第7話までの平均は10.1%となっています。連続ドラマでは異例の、8話での完結も話題となっています」
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視聴率急落の直接的要因は、真裏の日本テレビ系で放送されていた『24時間テレビ』だとされる。チャリティーマラソンを務めたSUPER EIGHT・横山裕が両国国技館にゴールした直後の瞬間最高視聴率は、25.4%を記録。その後、21時からの『Golden SixTONES』には、マラソンを走り終えた直後の横山が生出演し、番組の世帯平均視聴率は13.9%をマークした。『19番目のカルテ』は、その影響をもろに受けてしまったのだ。
では、2024年の同時期にオンエアされていた二宮主演の『ブラックペアン シーズン2』はどうかというと……。
「2024年、チャリティーマラソンを走ったのは芸人のやす子さんでした。彼女がゴールした9月1日20時45分の瞬間最高視聴率も、今回の横山さんとまったく同じ25.4%でしたが、その直後にやす子さんが出演した、21時からの『行列のできる相談所』(日本テレビ系)の世帯視聴率は12.9%。一方、裏の『ブラックペアン』第8話の視聴率は10.4%でした。ちなみに、前週8月25日の第7話は10.9%でした。つまり『ブラックペアン』も『24時間テレビ』の影響はあったものの、0.5ポイントのダウンにとどまっているのです。『19番目のカルテ』ほどの大幅下落は回避できていました」(同前)
しかも『ブラックペアン シーズン2』の最終回、9月15日放送の第10話は12.0%を記録し、全話平均視聴率は11.3%だった。顕著な差の理由はなんなのか。
「『19番目のカルテ』は総合診療医を描く、質の高い作品でしたが、日曜劇場という枠の求めるエンターテインメント性とは、少々マッチしなかった面があります。手術シーンはなく、患者の問診が中心という、静かな展開が中心でした。一方、『ブラックペアン』(2018年)、そして2024年の続編である『シーズン2』は、ともに派手な医療シーンで、視聴者を引きつけることに成功しました。また『オペ室の悪魔』というキャッチフレーズに象徴されるように、クセの強いキャラクターが推進力となりました」(同前)
明暗が分かれた嵐メンバー同士の医療ドラマ対決。果たして、9月7日に放送される最終回の視聴率はーー。