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『有吉の夏休み』、フワちゃんの代わりに野呂佳代を投入も「芸能人が豪遊するだけ」ウンザリの声

有吉弘行
9月6日、有吉弘行による恒例特番『有吉の夏休み2025 密着77時間in Hawaii』(フジテレビ系)が放送された。10年以上続く番組だが、“食傷気味”の視聴者も多いようで……。
「今年は有吉さんの芸人デビュー30周年記念ということもあり、初の“4時間放送”となりました。ただ今回、おなじみのフワちゃんが、昨年のやす子さんへの不適切投稿の影響で降板。進行役を務めた平成ノブシコブシ吉村崇さんは冒頭、『このたび(メンバーを)フレッシュにするため、入れ替えました。もろもろありましたから』と、言葉を濁しながら説明していましたね」(芸能記者)
昨年の特番に参加したフワちゃんは、放送直前にやす子への言動が発覚したことで、オンエアではその姿が全カットされたことも記憶に新しい。今回、その代わりに出演したのが野呂佳代だった。
「彼女は、有吉さんたちから、女優という肩書きや体型についてのいじられながらもうまく返し、フワちゃんの穴を十分すぎるほど埋めていましたね。ただ、問題なのは、その内容でした」(同前)
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過去の焼き直しかというほど、代わり映えのしない企画ばかりだったのだ。
「超高級スイートルームを見学したり、食べ放題のステーキを食べたり、動物園で餌やり体験、カフェでランチと、例年と似たような企画、アクティビティが並びました。
また、視聴者に全く関係ない一幕もありましたね。今年1月、一般女性と結婚した吉村さんの結婚式場探しがハワイでおこなわれたのです。彼は『式も挙げてないし、(挙げる)予定はないですけど、ちょっと見ておきたい。みんなハワイで挙げたりするじゃないですか』と語っていましたが、果たして本当に現地で式を挙げるのか、ふわっとしたままです」(同前)
X上では、冷めた指摘が並ぶ。
《内輪感強くて、いつまでやるんだろう。もう潮時かと》
《さすがにもう飽きたな》
《まだ続けんの?》
など、放送終了を求める声も少なくなかった。こうした背景について放送作家が語る。
「今回、野呂さん、また、さや香・新山さんが初めて参加したほかは、ビビる大木さん、アンガールズ田中卓志さん、みちょぱさん、そして吉村さんといったいつもの面々ですからね。顔ぶれが固定化され、交わされる会話も変わらないのも、マンネリに拍車をかけているのではないでしょうか」
当初、この番組が企画されたのは、多忙を極めていた有吉に休みをとってもらい、テレビでは分からない“素”の姿を視聴者に伝えようという意図からだった。
「2013年夏の初回放送は、有吉さんのプライベートの姿が垣間見られるということで好評を呼び、以降ほぼ年1回のインターバルでオンエア。さらに2021年〜2023年には『有吉の冬休み』という、いわばスピンオフの形で正月特番にもなりました。
ただ、もはやここまで放送回数を重ねると、オフの有吉さんを見るという当初の目的からは外れてしまいました。あとは芸能人が豪遊するさまを見るだけになっている。しかも今回の放送は4時間。夜7時から夜11時まで延々と見させられたのでは、不満も出てくるでしょう」(前出・放送作家)
そもそも今の日本人にとってハワイ旅はあまり憧れではなくなりつつあるのだが、フジテレビは来年もやりそうだ……。