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『19番目のカルテ』最終回で視聴率が大幅上昇も…清水尋也容疑者が引き起こした「致命的なダメージ」とは

清水尋也容疑者
9月7日に最終回が放送されたドラマ『19番目のカルテ』(TBS系)。放送直前の9月3日に、出演者の清水尋也容疑者が麻薬取締法違反容疑で逮捕されたため、出演シーンは全カット。エンドロールのクレジットからもその名前が消えていた。
「その最終回の視聴率がアップしたことで、話題になっています。前週の平均世帯視聴率は7.9%、平均個人視聴率は4.9%だったんですが、最終回は平均世帯視聴率が11.0%、平均個人視聴率6.6%と上昇。清水容疑者の出演シーンが本当にないのか、どういう放送をするのか、視聴者が興味を持ったためだと思われます(視聴率はビデオリサーチ調べ、関東地区)」(芸能記者)
実際、Xでも “カットの具合” を確認する投稿が相次いだ。
【関連記事:ドラマ『19番目のカルテ』清水尋也容疑者「出演シーン」全カット… “ここまで消すのか” 終了間際の異常演出に衝撃】
《引きのシーンはCGで清水尋也さん消してるのかなぁって空いてる場所探してしまった》
《清水尋也全カットだったのに、全く違和感なくて凄い。ただ内科だったから良かったけど同じ総合診療科だったらまじで無理だったろうな》
主演を務めた松本潤は、放送前日の『情報7daysニュースキャスター』(TBS系)に生出演して、「今回の報道で、ドラマをご覧くださっているみなさまには、本当にご心配をおかけしていることかと思う」と謝罪。
清水容疑者については「報道されている以上のことはわからないですし、僕たちは撮影現場で彼にお会いしていましたけど、会っているときに何か違和感を感じることはなかったですし……報道でその状況を知ったときに、まさかと信じられない思いでしたし、何よりショックを受けました」と心境を語った。
「さらに松本さんは『日本の医療が前向きになるような思いを込めてドラマを作っていたので、非常に残念でした』と涙ながらに語りました。
実際にドラマ自体の評判は非常に高く、出演者の “やらかし” で、本来あるべき形でなく放送されてしまったのは不本意でしょう。視聴者側からは “カットする必要があるのか” との疑問も多く、不祥事=即カットの風潮に異議を唱える人も増えていますね」(同)
X上では、
《配信してるんだから編集前の「完全版」として再配信とか出来ないもんなんかね?》
と、スポンサーのしがらみのない配信では完全版を流してほしいという意見もある。
「制作スタッフは当然、“本来のドラマ” を出したいでしょうが、完全版を出すのにもコストがかかりますし、なかなか難しいでしょうね。今後、再放送もしづらいでしょうし、新たなIP展開などもできなくなる。彼がドラマにあたえたダメージはそれほど致命的なものですから、今回の視聴率アップを清水容疑者の “功績” とは絶対に言えません」(同)
芸能界が清水容疑者を許せる日はやってこなさそうだ。