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『あんぱん』松嶋菜々子の演技に集まる絶賛!“美しく欲望に忠実”キャラに往年の名作連想するファン続出

NHK連続テレビ小説『あんぱん』での演技が話題の松嶋菜々子
今田美桜がヒロイン・のぶを演じるNHK連続テレビ小説『あんぱん』。放送も残すところあと3週に迫り、現在、物語は佳境を迎えている。タイトルも「あんぱんまん誕生」と、ついに「アンパンマン」が世間に知られつつあるようになってきた。
一方、ドラマの最初から登場してきた松嶋菜々子の演技が、ここにきてさらに注目を浴びている。
「松嶋さんは『あんぱん』で、北村匠海さん演じるのぶの夫・嵩の母親である登美子を演じています。当初から破天荒な母親役を演じており、嵩の出征時には、涙ながらに引き留める様子が話題を呼びましたが、ここにきてもう一度、注目を集めているんです。
その理由のひとつが、毒舌キャラ。当初は、ぶっきらぼうで自由奔放な登美子に嫌悪感を示す視聴者も少なくなかったのですが、回を追うにつれ、『松嶋さんの演技が“ある過去作”を思い出す』と話題になってきています」(芸能記者)
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9月9日の放送では、息子の崇が描いた作品を酷評する様子が描かれた。この毒舌ぶりは、かねてから登美子の特徴だったが、これにXでこんな指摘が相次いでいるのだ。
《松嶋菜々子が『ごきげんよう』って言うとヤマトナデシコの桜子さん思い出すよー》
《朝ドラのあんぱん。松嶋菜々子、やまとなでしこのまま数十年経ったみたいな役だな。》
《朝ドラあんぱんの登美子さん(たかしの母)って、やまとなでしこの桜子さんがそのまんま歳をとったようなキャラクター設定だから納得感あるんだな。毒舌でお金大好きで何よりお美しい。脇で魅力発揮しまくる松嶋菜々子さん好きです》
「視聴者は登美子に、松嶋さんの代表作のひとつである大ヒットドラマ『やまとなでしこ』(フジテレビ系)のヒロイン・神野桜子の面影を感じているようです。
『あんぱん』も『やまとなでしこ』も、どちらも中園ミホさんが脚本を手がけています。美しい登美子は自由奔放な行動で、嵩ら周囲の人間を振り回しますが、美貌と教養を併せ持つ桜子も、幼いころに貧しかったことから『お金がすべて』と信じ、欲望に正直に生きていきます。“美しく、欲望に忠実”というキャラクターが、登美子と桜子の共通点です。
『あんぱん』は戦前からを描く作品であるのに対し、『やまとなでしこ』は現代劇。その違いこそあれ、中園さんの世界観には、松嶋さんの毒舌演技が必須になっているということでしょう」(前出・芸能記者)
松嶋にとって、新たな代表作が生まれたようだ。