
写真:スポーツ報知/アフロ
9月4日に肺炎で亡くなった歌手・橋幸夫さんの通夜が、9日に執りおこなわれた。しかし、そこに“乱入”したものまね芸人・RYOのふるまいに対し、SNS上で批判が続いている。
「RYOさんは通夜当日、金髪オールバックにティアドロップ型のサングラスをかけ、EXILE・ATSUSHIさんのそっくりの見た目で参列しました。
ATSUSHIさん本人と勘違いしたマスコミから取材を受けるという、思わぬハプニングも起こりました。RYOさんは、生前の橋さんに会ったことはあるものの、特段の親交はなかったと明かしたため、“売名行為では”“不謹慎だ”といった声があがったのです」(スポーツ紙記者)
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この騒動を受け、RYOは11日、自らのXを更新。《私自身軽率であったと心から反省しております。改めて橋幸夫さんへ心よりご冥福をお祈りします》と投稿した。
またATSUSHI本人も、有料ライブ配信で「正直、ナメてるなと思いました」と怒りのコメントを発表。これを報じた「WEB女性自身」の記事を引用する形で、RYOは《EXILE ATSUSHIさん大変申し訳ございませんでした》とX上で謝罪のポストをしている。
だが、X上ではRYOの行動に対する非難の声がいまだ根強い。
《「軽率」という言葉なんかでは済まねぇわ》
《今回の件は『橋幸夫』さんだけでなく『ATSUSHI』くんにも失礼》
あらためて浮き彫りになるのは、ものまね芸人に求められる“謙虚さ”だと語るのは、ある放送作家だ。
「たとえば松村邦洋さんは、誇張した、言ってしまえば“失礼系”のものまねを多数、披露していますが、ネタにした人にはあいさつを欠かさず、お中元やお歳暮も贈っているそうです。その丁寧な対応のおかげで、最初は不快感を示していた中尾彬さんからも、やがてものまねを認めてもらえるようになりました。津川雅彦さんからは、しゃべり方についてアドバイスをもらったこともあったそうです」
松村と同じく、ネタ系ものまねで知られるコロッケも“律義”は持ち合わせている。
「コロッケさんは、ものまねする相手に対する許可取りやあいさつはおこなわないスタンスですが、ふだんは礼儀正しく腰の低い方で、ものまね相手へのリスペクトも忘れません。美川憲一さんのように、コロッケさんのものまねが再ブレイクのきっかけとなり、まねされてむしろ感謝している人もいるほどです」(同前)
RYOの“しくじり”が、ものまね芸人全体のイメージを下げることになってほしくないところだ。