エンタメ・アイドル
チョコプラ「素人はSNSやるな」発言に“丸坊主”謝罪も「風呂キャンセル界隈」ネットミーム“ネタ化”との矛盾でさらなる批判

YouTubeの動画が人気のチョコレートプラネット
「チョコプラ」ことチョコレートプラネット・松尾駿による「素人はSNSをやるな」発言への批判がさらに広まるなか、過去にコンビが一般人発祥のネットミーム「風呂キャンセル界隈」を楽曲化していたことが、あらためて注目を集めている。
「発端は9月10日、チョコプラのサブYouTubeチャンネル『チョコプラのウラ』で、松尾さんがアインシュタイン・稲田直樹さんのInstagram不正アクセス事件について言及したことが始まりでした。彼は『芸能人とかアスリート以外、SNSをやるなって。素人が何、発信してんだって』と、一般人のSNS“使用禁止”を提案し、これが大きな批判を浴びたのです」(芸能記者)
この発言を受け、ネットユーザーが熱視線を注いでいるのが、チョコプラが8月13日に公開したオリジナル楽曲『風呂キャンセル界隈』の存在だ。
【関連記事:チョコプラ「素人はSNSやるな」発言の収まらぬ波紋…SNSでは「不買宣言」まで、危惧される“降板ドミノ”の可能性】
「この楽曲はもともと『有吉の壁』(日本テレビ系)のなかで披露されたものです。チョコプラのYouTubeに投稿されたMVは、約1カ月で37万再生を突破する人気ぶりを見せています。
お風呂に入るかどうか、迷う心境をレゲエ調で歌った楽曲なのですが、この『お風呂キャンセル界隈』は、一般人が作り出したネットミームが発祥とされています」(同前)
そんな楽曲が、今回の発言を受け、再び話題を集めているというわけだ。Xでは数多くの批判コメントが寄せられている。
《“素人”が作ったネタに乗っかってんのに素人は発信するなって、言ってることめちゃくちゃだろ。芸人なのに一般人のネタにすり寄るのはどうなん》
《玄人が素人の真似すんな、みっともない…》
芸能プロ関係者もこう指摘する。
「『素人はSNSをやるな』と発言しておきながら、素人発祥のネットミームをそのまま利用してコンテンツ化し、YouTubeの広告収入やテレビ番組での露出によって、収入を得ているのは真逆の行為ではないかと、ブーメランを浴びる形になっています」
つまり、素人のアイデアで金儲けしておいて、その素人に発信することを禁じるという矛盾に、人々は違和感を抱いているようだ。
「実際に曲を制作し、MVをわざわざ制作するという手間をかけ手ネタにしてきた点が、これまでチョコプラの2人がネットユーザーに親近感を持たれて来た理由でした。だからこそ、『素人』というファンを突き放すような言葉選びが、ファンの反発を買ってしまったのだと思われます」
一連の騒動をうけ、9月18日にチョコプラは謝罪動画をアップした。
「丁寧に、当時なぜそのような言葉を選んだのか、その真意は何かを説明する内容でした。ファンや関係者に謝罪をしたうえで、初心に帰るために髪を剃るというパフォーマンスまでおこないました。とはいえ、これで収まるかどうかはわかりません」(芸能ジャーナリスト)
言葉ひとつで、失うものは大きかった。