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桃井かおりが山口智充に明かした在米生活「仕事だけじゃダメ」
エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2018.03.28 20:00 最終更新日:2018.03.28 20:00
女優の桃井かおりが、3月20日放送の『10周年だよ!にじいろジーン 世界で大変身SP!!』(フジテレビ系)に出演した。
番組では出演者の山口智充が、アメリカ・ロサンゼルスにある桃井の自宅を訪問。桃井が愛犬と一緒に、引っ越してきてすぐに住んだというアパートや、ベニスビーチ沿いにある雑貨店やカフェなどを案内した。
54歳でアメリカに移住し、ハリウッドに挑戦した桃井。現在はどのように暮らしているのか。
桃井は「朝5時に犬が起きるから一緒に生きる。散歩して7時くらいから朝食を食べる。(ご飯には)玄米を入れて、おみおつけ、大根おろし、おじゃこ。和食しか作らない。インスタで人気上げてる朝食よ」と説明する。
山口が「住むのと仕事するのって違うじゃないですか」と、ハリウッドでの女優業について話を振る。
「仕事きついですよ。『面が割れてない』良さってあるわけよ。(渡米した)最初は、いまの旦那さんとアン・ルイスさんと真田(広之)くん以外は、日本人は誰も会ったことがなかった。新人とか無名の苦しみって(日本で)私やらなかったから。一気にスターだった。個性という荒技で生きちゃったから、全然嫌な思いしてなかったわけ」
だが、ハリウッドでは無名のスタート。役を得ることの大変さがわかったという。
「こっちに来て、初めてオーディションを受けたとき、牛を見るみたいに『おでこ上げてくれ』『横向け』とか。毛並み見てるぜ、あいつって。日本人として見られてる。芝居のクオリティと、私のもっとも不得意とする人間性が大事なのよ。日本人の恥になっちゃいけない。後輩に迷惑をかけるといけないから、立派な人間をやってますよ」
さらに、ハリウッドならではの仕事の進め方についてこう解説する。
「みんな驚いちゃうのが(準備期間)。1年後ならまだわかるんだけど。日本でもそうじゃない? 2年後の映画の打ち合わせとかって(普通だから)『私生きてる自信がないの』って話よ。『私日本人なので中国語しゃべれません』(と言うと)『本番までに覚えておいて』だから」
ここで、注文したハンバーガーやオニオンリングが到着。山口だけでなくスタッフにも食べるように勧め、「仕事早めに撮っちゃって、ゆっくり遊ぼう。それで帰んな」と声をかけていた。この発言には桃井なりの理由があるようだ。
「こっちで『仕事だけしてちゃダメだ』って覚えたの。日本だと、仕事してるのが当たり前だから、仕事してないと怖くなるでしょ? あれをやめないと。だから早めに自分で規制して、自分のペースを作っておかなきゃ」
50代に入り「このままずっと働いて死ぬの怖いな」と、仕事をセーブするようになった桃井。「お金のために仕事をするのをやめようと思った」とし、「70歳までにアカデミー賞にノミネートをされるようなしっかりとした演技をしたい」と意気込みを語る。
番組では、自分のやりたい仕事を80歳まで取り組み、「死ぬときは日本で死にたい」と明かしていた。いつの日か、彼女がオスカー像と一緒に帰国できることを期待したい。