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芸人もつらいよ「ネクストブレイク」なのに餓死の可能性

エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2018.04.04 16:00 最終更新日:2018.04.04 16:00

芸人もつらいよ「ネクストブレイク」なのに餓死の可能性

 

 3月23日放送の『本能Z』(CBCテレビ)にて、お笑い芸人のウェストランド・井口浩之が、「芸人に引退制度をつくれ」と持論を語っていた。

 

「いま、若手芸人の高齢化がすごいんですよ。もう若手と言われながらも45〜46歳の人が多い。M-1(グランプリ)も毎年あるわけじゃないですか。昔はファイナリストも本当に高貴な存在でしたけど、年々10組ずつくらい増える」

 

 そして、大会のファイナリストという称号の価値が下がっていくというのだ。

 

「もっというと、『M-1』『キングオブコント』『R-1』『THE W』……40組くらいずつ増えていって、いまはもう下北の劇場にもファイナリストがゴロゴロしてますよ!

 

 40(歳)過ぎのファイナリストと、ハタチくらいの若手が一緒に劇場に出て、どんどん劇場に溜まっていくんです」

 

 また、「軽々しくネクストブレイクに選ぶな」とも言う。なんでも、この枠に入ってしまうことが地獄なんだとか。

 

「『レッドカーペット』とか『THE MANZAI』があったりして、今年売れそうみたいになってからが地獄の始まりなんです。なんにも仕事がないときは、バイトがしっかりできるからお金がある。

 

 でもこのゾーンになると、打ち合わせがあったり、ライブが入ったり、番組に呼んでもらったりでバイトができない」

 

 売れない間は借金という作戦も、現在は通用しないという。

 

「昔の先輩がた、芸人さんは『売れない時期は借金するのが当たり前だ』って言いますけど、いまは法が整備されて、借金も(年収の3分の1までしか)できないんです。今年売れるみたいに出てる人が餓死する可能性があるんです」

 

『みなさんのおかげでした』や『めちゃ×2イケてるッ!』などの長寿番組も終わりを迎え、バラエティに逆風が吹いている昨今。生半可な覚悟で芸人を目指すと、辛い目にあってしまうご時世なのだろう。

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