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唯一無二の怪優「竹内力」映画プロデューサーとして大作品に挑む

エンタメ・アイドル 投稿日:2018.04.29 11:00FLASH編集部

唯一無二の怪優「竹内力」映画プロデューサーとして大作品に挑む

『(c)2017「闇の法執行人」製作委員会』

 

 俳優として不動の地位を築く竹内力。最新作は『闇の法執行人』と『大馬鹿代』の両シリーズだ。

 

『闇の法執行人』の主人公は元弁護士の龍崎。親友や政治家に騙され、冤罪により懲役をくらった元エリート弁護士で、出所後、世の中の巨悪に挑んでいく。劇中では、アクション以上に人間の駆け引きや心理戦が描かれる。

 

「今の視聴者に共感してもらえるよう、時事ネタを取り入れ、サスペンス調に引き込んでいくストーリー。現代版『必殺仕事人』のような勧善懲悪もので、共感し、感動してもらえるはずだ。これまでの『ミナミの帝王』や『仁義』を超える作品を目指しつつ、日本人に親しみやすい普遍的な話になっている」

 

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『(c)2017「大馬鹿代」製作委員会』

 

 もう一方の主演シリーズ『大馬鹿代』では、初めて「中年女性のヒロイン」を演じた。スナックの運営を任された謎のオバハンが大騒動を巻き起こす。「老若男女、誰が観ても楽しいと思ってもらえる人情娯楽作品にしたい」と話す。

 

「大馬鹿代は自分で10年ほど前から思い描いていたキャラクターだから、演じる上で難しさはないな。逆に撮影現場で閃いたアドリブをぶっ込んで行く楽しさがあった。今後は、俺が生み出した、柔道でもプロレス技でもない新しい必殺技がどんどん出てきて、アクションも見応えあるものになっていくよ」

 

 実は、両シリーズとも、竹内自身がプロデューサー(製作者)として関わっている。竹内は自身の出演作ではない『聖の青春』や『オケ老人!』といった人気作品にも製作者として参画している。本人曰く、映画プロデューサーとしての仕事比率はすでに全体の半分以上を占めているという。

 

「映画プロデューサーとして、観客に共感してもらうことを常に意識している。作り手側のエゴを貫き通した押し付けの作品だと、一部のファンしか観てくれない。常にいろいろなタイプのお客さん目線で作品を製作することが重要」

 

 俳優業とプロデューサー業の一番の違いは「自分がやりたいと思った作品を一から自らの手で作り上げることができるところ」だという。

 

「俳優業はキャスティングされる側だが、映画プロデューサーはキャスティングする側。その立ち位置からして違う」

 

 今回の両シリーズを含め、近年の竹内の主演作は、アクションやバイオレンス以上に『人情もの』としての要素が強くなっている。

 

「本来、俺自身が人情ものや感動作が好きなんだよ」

 

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 最後に竹内に映画プロデューサーとしての「今後の野望」を訊いた。

 

「これからはもっと大規模な映画に携わっていきたい。その構想は常に持ち続けているし、実際に動いている作品もある。映画館にわざわざ足を運んでもらう以上、1800円が無駄じゃないと思ってくれる作品をもっと製作していきたいね」

 

 芸能人、製作者として、竹内力は「最強の二刀流」であり続ける。

 

※『闇の法執行人』(1〜6巻)と『大馬鹿代』(1〜2巻)のDVDがリリース中

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