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野性爆弾くっきー「財布の紐は妻に完全に握られています」

エンタメ・アイドル 投稿日:2018.05.01 16:00FLASH編集部

野性爆弾くっきー「財布の紐は妻に完全に握られています」

 

「デビュー当時から、やっていることは変えていないんですけど」

 

 こう語るのは、野性爆弾くっきー(42)。いまバラエティ番組で引っ張りだこの芸人だ。似ているのか似てないのかわからない “白塗りものまね” などのシュールなネタが人気を博している。

 

 幼稚園時代からの幼馴染み・ロッシーとコンビを結成したのは1994年。大阪を拠点に活動を始め、2008年に東京進出を果たす。

 

 しかし、冠番組はなく、ゲスト出演ばかりの日々。下ネタを多用し、収録中にフリスクを食べて「母の遺骨です」とボケる。荒唐無稽な芸風を、変えてこなかった。

 

 だが、くっきーの感性は、次第に注目を集める。

 

「楽屋で、先輩のなだぎ武さんの似顔絵を描いていたら、そのうち『絵を描いて』と仕事を頼まれ、世に広まっていった感じです。賞をもらったことはないけど、昔から絵は得意でした」

 

 これまでに築いたシュールな世界観は、多くのアート作品として結実した。「超くっきーランド」などと題し、東京・原宿を皮切りに全国で個展を開催。台湾・台北でも3日間で1万人以上を動員するほどの盛況ぶりだった。

 

 売れっ子芸人となれば、気になるのは収入。『メッセンジャーの○○は大丈夫なのか?』(МBS系)で、最高月収を「350万円」とぶっちゃけている。

 

「実際にはそんなに稼いでないですよ〜(笑)。個展も、物販でトントンです」とはにかむ。くっきーは2004年に結婚、2児の父だ。財布の紐は、妻に完全に握られている。

 

「子供が生まれたとき、貯金を勝手に使ってギターを買ったら、こっぴどく怒られて。あんなに人が白目を真っ赤にするのは初めて見ました」

 

 売れていない時代が長かった。芸人としては、昔が懐かしい。

 

「ゴールデンタイムの仕事が増えて嬉しいけど、“光” が強すぎる。もともと、人間離れした存在でいたい。飯を食う場面とか、人間らしいところをあまり見せたくないんです。アンダーグラウンドな劇場や深夜番組の仕事のほうが、居心地がいいんです。デビューからずっと泥沼につかっていたようなものですからね。また、戻ろうかな……」

 

 だが、やりたいことがある。

 

「ニューヨークで個展開催! 世界をぐるりと回りたいです」

 

くっきー(野性爆弾)
1976年3月12日生まれ 

滋賀県出身 

旧芸名及び本名は、川島邦裕。

5月20日まで「超くっきーランドneoneo」を東京・池袋のパルコミュージアムで開催
(週刊FLASH 2018年4月10日号)

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