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歌手「イルカ」が語った子供時代「アリンコと遊ぶ暗い少女で…」
エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2018.05.28 16:00 最終更新日:2018.05.28 16:00
シンガーソングライターのイルカが、5月19日放送の『サワコの朝』(TBS系)に出演した。
父親がジャズミュージシャンという環境で育ったイルカ。番組ではその様子を「(父は)編曲を毎日のようにやっていましたね。いつも仕事をしていたので、書き損じの楽譜とかがあっちこっちに転がってた」と振り返る。
絵を描くのが好きだったため、最初は楽譜の裏に「お人形さんを描いたりして遊んでいた」が……。
「(楽譜を見て)この線は何だろうと思ったら、『それは音符だよ』って言われて。3つか4つくらいのときにピアノを習ったことがあるので、じゃあなんか作ってみようかなと思って、犬の歌を作ったりして遊んでいた」
さらに父親から「音符に言葉をつけたら歌になるんだよ」と教えられ、作曲だけでなく歌詞も付けるようになる。
「親に聞かせると『ああ、いいねえ』と褒めてくれて、これは面白いかもと。(作詞・作曲は)私には遊びの一種でね」
成長したイルカは、女子美術大学に進学。その理由を「漠然と物を作る人間になりたいなと思ってて。できれば人とあまり接触しない仕事がしたいなと。私はものすごく人見知りが激しい子で」と説明する。
さらに、幼少期について「ものすごく静かな子で。でも親戚一同が集まる正月には落語をやったりしてました。知っている人たちの中にいるのは安心なんだけど、初めての人には、いまでも『挨拶をどうしたらいいのか』と迷ったりします。(昔は)人間の友達もいましたけど、石ころと話したり、アリンコと遊んだりっていう暗い少女だったんです」と明かしていた。
音楽は本人にとって欠かせないものだったが、「歌手になりたいと思ったことは一度もない」と話す。ビートルズ、ジョーン・バエズ、ボブ・ディランの影響からフォークを始め、中高大とバンドを組んでいたという。
その後、大学時代に知り合った夫とともにバンド「シュリークス」に参加しデビューするも、まったく売れなかったため解散。夫がイルカのプロデュースにまわった後、かぐや姫の楽曲『なごり雪』をカバーし大ヒットとなった。
番組では「人って変わるんですねえ」と幼少期を振り返ったイルカ。生まれてからずっと側にあった音楽が、「内弁慶」だった彼女を変えてくれたようだ。