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『TVチャンピオン』中村有志が選ぶ神回は「手先が器用選手権」
エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2018.06.07 20:00 最終更新日:2018.06.07 20:00
「『TVチャンピオン』の仕事は、僕の人生の大部分といってもいい」
放送開始直後からラウンドMCとして参加し、300回以上ものバトルを中継してきた俳優の中村有志は語る。
中村にとって最初の収録は1993年の「手先が器用選手権」だった。
「米一粒で寿司一個を作るという競技だけで、寿司屋で5時間以上かけて撮影したんです」
中村いわく、選手権は “カルト系知識” を問うものと、“職人技系” がある。
「圧倒的な知識にも驚かされますが、職人技系は、やはり印象深いです。2005年の『全国大工王選手権』で、旅館の露天風呂を丸ごと作ってしまったのは圧巻でした。
2006年の『廃材建築王選手権』もすごかった。どう見てもゴミにしか見えない廃材の山が、出場者の手にかかると、新品の高級家具になってしまうんですから」
素人参加型番組ゆえの苦労もあった。
「基本、素人さんは作業に没頭してしゃべりません。そこで撮影の合間になるべく出演者と一緒にいて、彼らの人柄を知ろうとしたんです。そうしてニックネームをつけ、番組向けのキャラクターを作っていきました」
いまや、中村は「素人を扱ったら日本一」といわれるレポーターとなる。
「この番組までレポーターやMCの経験は皆無でした。今、俳優だけでなく司会のお仕事をいただけるのは、この番組のおかげと感謝しています。ただ、撮影やロケは3日から1週間、ほぼ軟禁状態でした。ドラマの仕事などが入れられず、役者としての活動は激減しました(笑)。
そして今も、テレ東のアナウンサーと思われていたり、ドラマに出ていると“『TVチャンピオン』のレポーターが役者になった”と勘違いされたりするんです(笑)」
(週刊FLASH 2018年5月1日号)