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『千の風になって』の秋川雅史「仕事よりだんじり」のお祭り男
テノール歌手の秋川雅史が、7月13日放送の『徹子の部屋』(テレビ朝日系)に出演した。
大のお祭り好きだという秋川は、番組で「愛媛県の西条市で生まれ育ちまして。そこで大きなだんじり祭りがある。物心ついたときからその祭りに参加しているので、祭りの太鼓が聞こえてくると血が騒ぐ」と発言する。
秋川は2006年に発表した『千の風になって』が大ヒットし、NHK紅白歌合戦にも出場している。荘厳なスローバラードを歌う彼の姿からはだんじり祭りを連想しにくいが、こう続ける。
「(700キロあるだんじりを)担ぐんです。2日間終わると肩とかがあざになっていたりする。これまで50年間、1回も欠かしたことがない。生まれてすぐから、祭りを親に抱っこされて見に行って。参加できるようになったら、太鼓を叩いたり。大人になってからは担いで。
それこそイタリアに4年間留学したんですけども、祭りのたびに帰国してましたから。いまも毎年その時期は仕事を入れないようにして、必ず帰ってだんじりを担いでいます」
秋川のお祭り好きは、本業の選曲にも影響を与えているという。コンサートでは北島三郎の代表曲「まつり」を披露することも。
「みなさん意外だと思われるんですけど、北島三郎さんが歌う曲って、実は私たち声楽家には歌いやすいメロディーが多いんです。究極の夢ですけど、イタリアのミラノ・スカラ座のオペラハウスで、この歌(『まつり』)をオーケストラをバックに歌えたら、もう本望ですね」
番組では『まつり』について「日本人の祭りで血が騒ぐ感じがこの歌にはある」と語っていた秋川。筋金入りのお祭り男が歌えば、イタリア人にもきっと通用するはずだ。