「かっこよかった〜。普段こうやって携帯電話で写真なんて撮らないんだけど、思わずお願いしたら、快く笑顔を向けてくれたんです」
こう話すのは、俳優・斎藤工(36)を見かけた広島県安芸郡坂町に住む女性だ。7月15日、西日本豪雨の被害がまだ残っていた広島県に、人気俳優が現れ、住民から喜びの声が上がっていた。
「斎藤さんは、呉市にボランティアに来た理由を、『知人がこちらに住んでいたので』と話していました。でも、土砂を運んだり、流されてきたものの片付けを黙々とやっていました。4、5人のグループでこちらに来ていたそうです」と、斎藤を目撃した住民の一人は話す。サインや記念撮影にも、嫌な顔一つせず応じていたという。
斎藤本人も、居合わせたテレビ局の取材に応じている。
「事務所にも言ってないので、本当にプライベートで来ました。自分の目で、どういう状況かというのを360度見渡して、何かを感じるべきだなと。あくまでプライベートなので、いちボランティアという形で。何かお手伝いできることがあればと思ってますので」などと話している。
ネット上でも、「心までイケメンかよ」と賞賛が相次いだ斎藤。その人柄は、ふだんから芸能関係者の間で評価されている。
「とにかく礼儀正しくて、分け隔てなく人に接するんです。LINEの友達は『1000人いる』とか言われてますが、確かに友達が多い。気取ったところがなく、お笑い芸人の友人と、阿佐ヶ谷の安居酒屋でしょっちゅう飲んでいるそうですよ。飲み仲間は、ニッチェ、あばれる君、永野などがいますね」(芸能事務所関係者)
ともあれ、未曾有の大雨被害の爪痕が残る被災地を、斎藤が勇気づけたのは間違いない。