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チケットが即完売「立川志らく」リハーサルはゼロの革命児エンタメ・アイドル 2018.07.31

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 ワイドショーのレギュラーに抜擢され、バラエティに多数出演し、いまやテレビ画面で見ない日はない。天才・立川談志から芸の本質を継いだ立川志らくは、「落語の世界観」を武器に、世の注目を引き寄せる!

 

「中堅とベテランの間で、落語界を支えている、というポジションでしょうか」

 

 

 いまもっともチケットがとりにくい落語家ーーそう評されるにもかかわらず、自己評価は控えめだ。クラシックギター奏者の父と、長唄の師匠である母の間に生まれた、いわば “芸能のサラブレッド”。大学時代は落語研究会に所属し、高座を見に来たOBの高田文夫氏の紹介で、立川談志に入門した。

 

「談志の弟子の悲劇は、弟子になった時点で、師匠がすごすぎて超えることを放棄してしまう、ということです。それを諦めなかった弟子だけが、這い上がってこられたと思います」

 

 談志を心から尊敬する志らくは、談志の好きな映画・音楽などをすべて吸収した。その結果、師は「志らくは俺と同じだ。俺よりも俺のことに詳しい」と評した。

 

「落語を現代に」という談志の方針に従い、ギャグを織り交ぜ、音感とリズムで観客を楽しませる「イリュージョン落語」の話芸を受け継いでいる。 

 

「初めての方は、まず独演会に来てほしいですね。会場の雰囲気と、落語のおもしろみの本質にふれていただければ」  

 

 この日は、横浜市内での落語会。会の当日は、本番まで何も考えずに過ごすそうだ。 

 

「直前でリハーサルや確認をする落語家もいますが、私はいっさいやりません。前日までも、声を出しての練習は、ほぼしないんです」

 

 では、いったいどこで落語の技を磨いているのか?

 

「ギャグを書き出して、声に出さず、頭の中で話の構成を組み立てていきます。すさまじいスピードと量で考えていると思います。そして、舞台に出た瞬間、噺をするためのスイッチが入るんです」

 

 出囃子が鳴り、高座に上がる志らく。別人のように、眼が鋭く光った。

 

【落語評論家・広瀬和生氏が語る志らくの落語家伝説】

 

●伝説1 放送作家・高田文夫氏を爆笑させた学生

 

 落研の落語会で披露した、ギャグが盛りだくさんの落語「後生鰻」に、高田先生が爆笑。立川流入門のきっかけになった。志らく師匠のスタイルは、談志師匠の弟子で落語家の「立川藤志楼」でもある、高田先生の芸風を推し進めた、革新的なものだった。

 

●伝説2 落語界のしきたりを破り続けた、異端児

 

 前座時代、談志師匠の独演会で高座に上がる際は、ネタをわざと間違えて笑いをとり、前座には禁止されていた大ネタを演じたり、禁じ手を連発していた。
 また、前座は開いてはいけないのに、兄弟子の立川談春師匠と落語会を開催し、毎回満席だった。談志師匠目当ての客に対して挑戦したり、前座のときから腕を試すという発想がすごい。

 

●伝説3 バラエティで才能を発揮、アイドルに

 

 二ツ目時代、若手落語家が集まるバラエティ番組で、談春師匠と故・朝寝坊のらく氏とコントユニット「立川ボーイズ」を結成。共演するほかの落語家との「集団落語」をプロデュースしたりとセンスのよさが光り、アイドル並みの人気を誇った。

 

●伝説4 ボロボロの真打試験を、師弟愛で突破

 

 現在では立川流の真打試験のスタンダードになっている「真打昇進トライアル公演」を考案し、初実施。国立演芸場で、テレビドキュメンタリーの撮影も入る大ごとになったが、落語の出来はボロボロ。
 しかし、踊りの試験で志らく師匠を見た談志師匠が笑いだし、起死回生で合格。ドキュメンタリーの撮影は映画監督の是枝裕和氏だった。

 

●伝説5 芝居と演奏を交えた、唯一無二の創作落語

 

 映画のストーリーを落語仕立てにした「シネマ落語」、まず志らく師匠が落語を演じ、その後日談を劇団の演劇で見せる「演劇らくご」、ブルースハープの演奏や立ち 芝居を交えた“ひとり芝居”式の「新作落語」など、落語のスタイルを独自に進化させた。劇団を主宰する志らく師匠ならではの、「立体的な落語」だ。ハープは本当にうまい!

 

たてかわしらく 
1963年8月16日生まれ 1985年に立川談志に入門し、1995年真打昇進。高座だけでなく、テレビ、演劇、映画など登壇するすべての場で、落語の世界観を表現し、「全身落語家」と自らを呼称している

 

広瀬和生氏プロフィル 
年間1500席以上の高座に接し、現在進行形の落語の魅力を追いかけ続ける落語評論家。本職はヘビーメタル雑誌「BURRN!」(シンコーミュージック・エンタテイメント)の編集長

 

(週刊FLASH 2018年6月26日号)

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