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関根勤『カンコンキンシアター』出演者が振り返る名場面
エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2018.08.10 06:00 最終更新日:2018.08.10 06:00
関根勤が座長を務める『カンコンキンシアター』は2018年で30周年! キャイ~ン、ずん、イワイガワ……らそうそうたるメンバーが出演している。キャイ~ンのウド鈴木は、旗揚げメンバーのラッキィ池田に続く古株で、1991年、21歳のころから欠かさず出演しているのだという。
都内でおこなわれた制作記者会見の楽屋を訪れると、出演者らが過去の『カンコンキン』公演での出来事を、ひな壇さながらの軽快なトークで語ってくれた。貴重な過去の公演写真とともに、一部始終を紹介しよう。
――関根勤
「舞台のオープニングで、似てる人になりきって出てくるっていうのをやっていて」
――やす(ずん)「僕は“まりもっこり”とかをやりましたね」
まりもっこりのほかに、やすは2009年、シュートボクシングの創始者・シーザー武志氏に扮装。お客さんの知名度は低いとわかっていたが、関根は「シーザー武志氏を取り上げる『攻めている』劇団」として、どうしてもやりたかったという。
――関根
「ウケると思ったんだよ。でも天野(ひろゆき)には悪いことをした。あるときね、夢枕獏さんをやってもらったの。そしたら、お客が誰も夢枕獏さんを知らなかった。名前は知ってるけど、顔は知らなかったんだ」
噂の天野扮する夢枕獏氏(2009年)。小脇には著書を抱えているのだが……。
――岩井ジョニ男(イワイガワ)
「あれもやってたよね、エースコックの豚」
――関根・天野「あれはウケた!」(一同爆笑)
――天野(キャイ~ン)
「逆に、僕が似てると思って関根さんに佐良直美さんをやってもらったんですよ。それが全然ウケなかった」
――ウド(キャイ~ン)
「めちゃくちゃ似てたんですけどねぇ」
――井川修司(イワイガワ)
「登場したら、ドカーンの予定だったんですよね?」
――関根
「でも客はシーーン」
――飯尾和樹(ずん)
「しかも出オチじゃなくて、その後セリフが続くから」
セリフがなくとも苦労はあるという。2015年、飯尾はアメリカ人俳優、ダニー・トレホに扮したが、予想外の知名度の低さに苦戦。その後、本人の等身大パネルを持って登場したのだが、なかなかお客さんにはウケず、舞台には関根の笑い声だけが響いていたという。
――天野
「3日めくらいから、関根さんが『天野、ウケないじゃないか!』って巻き込まれて」
――関根
「舞台(の出演者)だけ笑ってんの。いやぁ、俺たち攻めてますよ(笑)」
そんな攻めてる座長の旗揚げ公演での写真がこちら。1989年、現在は閉館された浅草常盤座での公演だった。楽屋では、ひな壇さながらのトーク合戦がまだまだ続いていた。
せきねつとむ
1953年8月21日生まれ 東京都出身 日本大学法学部在学中の1974年に、『ぎんざNOW!』(TBS系)のコーナー「素人コメディアン道場」で初代チャンピオンに。デビュー以来、レギュラー番組出演が絶えたことがなく、現在は『ミライ☆モンスター』(フジテレビ系)、『東京クラッソ!NEO』(TOKYO MX)など4本に出演中。座長を務める劇団「カンコンキンシアター 」(8月10日~19日・東京グローブ座)を公演
(週刊FLASH 2018年8月7日号)